カンアオイの栽培は十数年で、当初は少数の鉢を風蘭の棚下に置いていました。

現在の栽培場所は温室の北東の隅にあり、温室の床より少し上げたレベルに

カンアオイの鉢を置くようにしています。

限られた面積に如何に多くの鉢を置けるか、これまで工夫して来ましたので、

その変遷をまとめて昨日掲載いたしました。

同じ場所に現在は当初の2倍以上の数の鉢を置いていまして、これには鉢自体が

大きく影響していますので、今回は使用鉢の変遷をまとめることにしました。

 

現在のカンアオイ置場    11月13日に撮影

栽培を始めた頃は全て丸型のプラ鉢で大きい株に4号、小さい株に3.5号の鉢を

使っていました。現在4号鉢は数を減らし、3.5号鉢は止めて角形鉢に替えました。

 

当初から使った4号と3.5号のプラ鉢    11月14日に撮影

左はホームセンターで購入した4号鉢で、草花用の高級感のある高価なものでした。

中と右はKUポットの4号(KU-40)と3.5号(KU-35)で、これらを鉢の業者からまとめて

買うようになったのはかなり経ってからのことです。

 

深底の4号鉢二種類とKU-40鉢の比較

左はネットで九州から入手したカンアオイに付いて来た深底の4号鉢です。

中は4号スリット鉢ロングタイプで、クンシランの成株に使っています。

九州からの来た深底の鉢を使うと、カンアオイの根が長く伸びて成績が

よいことを確認しましたが、この鉢は関東では入手できません。

ネットでいろいろ調べましたが、メーカーが分かりませんでした。

 

スリット鉢は薄肉で内容量が大きいことと、鉢底の通気口の総面積が大きい

特徴があり、クンシランのミズコケによる栽培では上手く行っています。

根が乾燥に弱いカンアオイには向かなそうで、また用土の量も増えそうなことから

試用もしていません。結局当初からの4号プラ鉢を継続使用しています。

 

深底角形鉢の四種類

右の二つはクンシランの幼苗で使った角形深底鉢で、90㎜角と80㎜角があります。

カンアオイでは90㎜角を普通株、80㎜角を根茎の根伏せに試用し、好成績でした。

根が長く伸びて、葉が大きくなることが分かり、KU-35の鉢は80㎜角へ切り替え、

KU-40の一部の鉢も90㎜角への切り替えを進めています。

 

90㎜角の容量はKU-40より少し小さいことから、より大きなものを探したところ、

左の二つのプレステラ深鉢を見つけました、大株にしたいものに大きい方の

120型(対角120㎜)を現在試用しています。

 

角形鉢の大きな効用は栽培場所に隙間なく置けることで、鉢数を飛躍的に増やす

ことが出来ました。

 

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