十年ほど前に拙宅の南側のフェンス沿いに植えた、「白斑の槇(まき)」が現在
純白の新葉を出していてすごくきれいです。
白斑の槙は緑の葉に白の斑が切り込んで入るものが一般的ですが、この槙は
芽出しから繰り出して来る葉がいずれも純白で、美しさに見とれてしまいます。
成長とともに白地の中に葉緑素が生じ、葉は次第に散り斑模様になって行く変化も
見ていて楽しいです。
成長後の古葉は完全な緑葉にはならず、よく見ると白の散り斑が残っています。
新しい葉が純白の槙 9月13日に撮影
春の新葉も当然きれいですが、周辺のアジサイなどの大樹の下に隠れてしまい、
株全体を撮り難いです。アジサイの剪定で木が剥き出しになった槇は、秋の新葉を
現在盛んに出して来ています。
新しい葉をアップ
出身地の館山市と周辺の園芸趣味者との交流の中で、鴨川市の業者が交換会に
出して来たこの槙の小苗を15年以上前に入手しました。
海風の強い南房総では、防風の生垣に槙を多用しますので、このような変種が
見つかったのでしょう。
その後元木を鉢植えとして作りながら、小枝を挿し木してかなり増やしました。
鉢植えの小苗を山野草交換会の競りに出したこともありますが、その後温室内は
ミズコケ栽培品が主体になり、4本の大苗をフェンス沿いに地植えにしました。
やはり葉緑素が少ないために成長が遅く、もくろんでいた生垣は難しいです。
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