現在私が栽培している植物は、経験年数の長い順から風蘭(富貴蘭)、ミヤマムギラン、

カンアオイ、セッコク、洋蘭の斑入りに昨年からクンシランが加わりました。

 

カンアオイ以外はすべてミズコケ栽培です。

二階レベルの温室のために土粒の篩分けや管理が面倒で、昔多く栽培した春蘭や寒蘭も

九州への単身赴任の出向の際に止めてしまいました。

 

カンアオイが残っているのは、各地のカンアオイの斑入り葉や花物ではオナガカンアオイの

花が魅力的だからです。

 

カンアオイには水をたっぷりやらなければなりません。

私の2階レベルの温室は、2011年の東日本大震災の地震による柱の沈下で、床面に

傾きが生じて、室内中央に設けた排水口に水が集まらない状況なっています。

 

現在風蘭や洋蘭の斑入りはドブ漬け法、ミヤマムギランとセッコクは噴霧器による各鉢への

注入によって、少量の排水を蒸発放散させる方法で水遣りをしています。

 

カンアオイは鉢数が限られていたので、水たまりを作りながら頭から水遣りをしていましたが、

鉢数が増えて結局ドブ漬け法になりました。ドブ漬けの排水は温室の屋根からの雨水を

落とすラインに投入口を設けて処理しています。

 

カンアオイの置場  朝日の射す温室の北東の角で50%の遮光ネットを張っています

 

奥の十数鉢に手が届かないのでプライヤーを使用  セッコク用とは別に置いています

 

プラ鉢をしっかりくわえて手元に持って来ます   一番奥の鉢

 

表土いっぱいに水を浸けてからそっと引き出します

 

手の届く鉢は手に持って浸けます

以上の画像はいずれも撮影の関係で左手を使っていますが、通常は右手で行っています。

 

根伏せの鉢群

秋の植え替え、株分けの際に出た根茎を植え込んで、芽出しを待っています。

根茎の小さなものは角形の深いプラ鉢に植えています。(手前の3鉢)

最近確認したところではいずれの鉢も新芽が確認できました。

 

水遣りをドブ漬け法に替えてからカンアオイの作は格段によくなりました。以前はやはり

排水を気にして水が少なかったのではないかと思います。

 

水が汚れてくるので、およそ30鉢でバケツの水は新しくしています。

新規に購入したカンアオイは、時期に関わらず直ぐに土をはたいて根を確認し、

株をよく洗って自身の新しい土で植え込んでいます。

 

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