梅の開花を報じる地元紙の記事を読んで、23日朝に館山市の城山(里見城址)に登り、咲き始めた河津桜や梅の花を見ました。

今日はその時に撮った城山頂上からの眺めや目にした花などを紹介します。

城山から海側の眺望
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快晴でしたが、沖に厚く靄が掛かり、富士山はまったく見えませんでした。
海水温が高くて強い寒気が入ったために、沖に靄が立つ春霞の状態になったようです。

水仙 ペーパーホワイト
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地中海沿岸の産で明治期に輸入され、新宿御苑に初めて植えられたようです。
ここ城山にも何ヶ所か植えられています。日本水仙にない美しさがあります。

スミレの花
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帰りに立ち寄った里見八遺臣の慰霊塔
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徳川幕府はその体制が固まった後、東京湾入口を占める外様大名里見氏が邪魔だったために、里見方のちょっとしたミスに付込んで、10代里見忠義を館山から鳥取の倉吉へ移封しました。

忠義は失意の中で若くして死去、男子がなく里見氏は断絶しました。付き従っていた八人の家臣が殉死し、その遺骨がひそかに運ばれてこの地に埋葬されたといわれています。

5年前安房神社近くの今の書斎に転居するまでは、この城山に近いところにいましたので、散策のルートとしてよく来ていました。今回は半年振りに立ち寄って拝礼しました。