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20日に鴨川市の市民会館で「古泉千樫追慕短歌大会」が開催され、懇親会と合わせ終日参加しました。

前日は千葉で未来短歌会の歌会があり、この日は早朝に蘇我経由の外房線の特急「わかしお」に乗り継いで安房鴨川へ向かいました。

会場となった市民会館
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古泉千樫は千葉県安房郡吉尾村(現鴨川市)出身の歌人で、歌誌「アララギ」で大正時代に活躍しました。

伊藤左千夫を継ぐ「アララギ」には、島木赤彦、斎藤茂吉、中村憲吉、古泉千樫、釈迢空(折口信夫)、土屋文明など優れた歌人が輩出しました。

千樫の歌の才能は充分でしたが、40歳そこそこで亡くなったために、今では他のアララギ歌人のようには名が知られていません。

地元では千樫の遺志を継いでいる歌誌「青垣」などの歌人が「千樫会」を作り、鴨川市の後援で毎年短歌大会を開催し、今年で31回目になります。

私は千樫の短歌が好きで、早くから歌集や関連書籍を集めていましたが、「千樫会」には2007年に入会して、2008年以来の2回目の参加でした。
昨年もエントリーしましたが、夏風邪に寝込んでしまい欠席しました。

短歌大会の状況
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今年の出詠者は97名、出席者は75名で年々減っているとのことですが、年に1回の大会だけにこの種の会では大勢の参加者だと思いました。

歌誌「青垣」主宰の加茂信昭氏により、出席者の歌全首の批評が丁寧に行われ、優秀作品には鴨川市長賞などが贈られました。

大会終了後に鴨川グランドホテルで行われた懇親会にも参加し、鴨川市や周辺の歌人たちと交流しました。

市民会館からは鴨川市の前原海岸が目の前に広がっていて、昼の休憩時間に周辺の景色を撮りました。

椰子の並木
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サーファーたち
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梅雨空でもよい波が立っていました。

鳶の大群と水際に降りた一羽
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何があったのか、10分ほど鳶の大群が頭上で舞いを見せてくれました。
青空でなかったのが惜しいです。