昨日9日に西日本から東海地方まで梅雨に入ったとのことで、関東地方もこのところの天候を見ていると間もなく入りそうな感じです。

8日朝から館山に来ていますが、高い湿度のなか連日マウンテンバイクを走らせて一汗かいています。9日の夕刻には布良、相浜方面にやって来ました。

駒ヶ崎(こまがさき)海岸
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厚い雲に日が隠れて全景が薄暗い中で、沖の一ヶ所だけが雲を通り抜けた陽射しで白く光り、何か荘厳な感じを受けました。この光をしっかり撮るために露出を抑えています。

沖の右端は洲崎で、右の岩に釣り人が一人いました。

ここは天富命(あめのとみのみこと)に率いられた忌部(いんべ)一族の船団が、四国の阿波(徳島県)から黒潮に乗って来て、上陸したと言い伝えのあるところです。

時期は3-4世紀頃と推測されています。彼らは奥に進んで小さな社を設け、それが後に安房神社になりました。

阿由戸(あゆと)の浜
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私の少年期には貝殻の浜でしたが、貝殻は今ほとんどありません。サーファーたちで賑わう場所になりましたが、波が低くかったこの日は見かけませんでした。

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房総半島の先端に近く、大型船の通行が多い沖です。
MTBを停めた足元を見ると、潮を浴びる海の間際なのに野草が花を着けていました。

ハマボッス(浜払子)
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ハマヒルガオ
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このような岩の間に定着して一輪咲かせていました。強い生命力に感心しました。