妊娠、出産って、ずっと昔から、縄文時代、弥生時代からも変わらない仕組みで行われているのかな。

二足歩行である限り、
生まれた子供も生まれた時からおっぱいの飲み方を知っていて、やがて目が見えるようになり、首が座り、腰が座り、寝返りをし、ハイハイをし、立ち上がる日が来る。

ずーっと変わらない成長の過程。

人は今も昔も変わらない。

ただ、人間の知恵による文明の発達で、人間を取り囲む環境が変わってきただけ。体の根本的な事は何一つ変わらない。

ただひたすら生きる事に一生懸命だった時代から。

そう考えると、なんか自分に生きるための一生懸命が足りていないと気づかされる。

もっと有意義に、一生懸命生きていきたいと思う。そうやって生き物は生きていくべきなんだと思う。それが充実なんだと思う。
自分のお腹の中で沢山の細胞分裂を行いながら出来上がった子だなんて未だに信じられず、

出産なんて夢の中の出来事だったようで、

この子は一体どこからやってきたんだろうなんて考えている。



妊娠、出産とは、考え尽くされた、少しの無駄もない、素晴らしいカラクリ。

胎盤があったり、臆病になったり、羊水があったり、骨盤が上手く開いたり、あんなに痛くて怖かったのに、また子供が欲しいと思っている。

それに、ここからこの大きさの人間が出てくるって事が信じられない。
出てきたんだけど…

人間の力を超える存在を信じずにはいられない、そんな体験。