断食は最良の薬である、
そんな言葉もあるそうです。

思い出すのは、
北海道で酪農アルバイトをしていた時、
風邪をひいた感じで具合の悪い牛がいて、
群から離れてほとんど食べることもせず、
樹蔭の草むらで横たわっていました。
特に人間が治療した記憶もなく、ほどなくこの牛は回復しました。

ペットを飼われている方はわかると思いますが、動物たちは具合が悪い時に、食事を控えるのは一般的。

また、養鶏の世界では強制換羽、というのがあって、
数日間餌をあげないでいると羽が生え変わり、
体がよみがえって産卵率も向上する、
と言うやり方です。

自分自身本格的な、
マニュアルに沿ったファスティングを体験したことはありませんでしたが、
この本との出会いをきっかけに今回チャレンジしてみました。




始めて2日目には、
以前よりは肌がきれいになったのを実感しました^ ^

自分なりには、ファスティングの目的としては、
1つには解毒、浄化。
今の日本は、農薬や添加物に対する規制が甘く、無自覚でいればいるだけ様々な化学物質が体に取り込まれてしまいます。
合成界面活性剤の入った日常生活用品(シャンプーやリンス、洗剤などを使えば、もれなくそこに含まれる化学物質は経皮吸収されて皮下脂肪や重要な臓器などに蓄積します。
食品に含まれる添加物の種類も多く、農薬も世界的に見て、最も使われている国、
と言っても過言ではありません。

もう1つには解糖系に依存しないエネルギー代謝への切り替えに体を順応させることによって、
心と体のリセットを行っていくこと。
野生の動物たちはいつも満腹と言う個体は少なく、お腹を空かせているケースが多いと思います。糖質を常時食べている動物も少ないことから、解糖系ではないエネルギー代謝のシステムが働いています。
個人的には動物たちの鋭敏な感覚を取り戻していきたい、そんな気がしています。

ファスティングすると、宿便がたくさん出た、
みたいな話をよく聞きますが、私はあまり出ませんでした。
もともと、発酵食品や、グリーンスムージーのようなものを長いことをいただいていて、1日の半分は、空腹でいることも日常だったので、また洗剤や食品に含まれる化学物質にも気をつけていたので、
数日のファスティング以上に日常生活が大切なんだなって気もしました。

本の内容をもう少し自分なりにアレンジして
(特にラテ飲料を油っこくないものにしたり、お昼の果汁はグリーンスムージーにしたり?)
また、この次が楽しみです^ ^

*本の中では、MCTオイルとグラスフェッドバターを入れて飲み物を作って、朝と昼に飲むのですが、結構容器に油が付着したりしてどうなのかなぁ?感がありましたが、
油をあらかじめ水溶性食物繊維の粉(グアー豆の食物繊維)で、ペースト状にしておくと、すんなり溶けて、油がよく馴染みました。
朝はコーヒーラテとの事ですが、私はココアでもいいのかな、
とかとか、
多少個人的な好みによってアレンジしていくのも良いのではないかと思いました。
ハーブの使い方はとても参考になりました。