Kちゃん
でも、その時Kちゃんの周りの人がしてたように、どこか安いホテルに入るとか、
寮じゃなく、1人暮らしをしてる子の部屋を借りるとか
、
そういうことを一切言わなかったのは、偉かったなぁと思う
興味の盛りでもあったと思うけど…
私を大切に考えてくれてたか、男子としては珍しく、初めてに理想があったか
どちらにしても、私達の初体験は見送られることになりました。
そして秋頃だったかな
なんだかKちゃん、ダメムードが漂い始め・・・
私はたるんだ夏を取り戻すべく、勉強にややムキになり始め・・・
授業に出なかったり、ライブに行ったりしてるKちゃんを見てて、
本気で今年合格するつもりがあるのか疑問が湧いてきてしまいました
その頃情け容赦なかった私は、もう無理だなと。
はっきりした感じではなく、終わらせてしまった気がする
何か話したかな。
どちらにしても、びっくりするぐらい簡単で残酷な終わらせ方だったんだろう。
しかし人生ほんとに判らないもので、
私達はその数年後
、果たせなかった体験をすることになった。
その時、ほんっとに驚いたのが、Kちゃんが、
『こん時のために貞操守り抜きましたけん
』って言ったこと
多分、私20歳、Kちゃん21歳。
Kちゃんは、変人だけど、見た目はいいので
機会は少なくなかったと思う。
そして、私は、一般的な感じで、体験済みだった・・・
申し訳なさと、感動的驚愕で、微笑み返すことしかできなかった。
多分物理的にってことだと思うけど、最近『コレラ時代の愛』という映画を見て、
違う可能性もあると思った
この作品は、ガルシア・マルケスという南米のノーベル賞受賞作家の本が原作。
この人の作品は、大抵半端ない人々が出てくる。何かにおいて徹底した人ばかり。
(『百年の孤独』が受賞作だけど、この作品は結末に向かって膨大な寓話が語り続けられる。
作者自体が徹底し、執念をもって向かったことがよく分かる。)
ハビエル・バルデム演じる主人公は、初恋の女性を50年以上思い続ける。
どんなことがあっても、最後は自分と結ばれるのだと純粋に信じ、
疑問は抱かない。
女性は普通に結婚し、家族を持つのだけど、人生の節目(結婚や出産など)で、
やはり待つ苦悩に耐えきれない主人公は、つかの間の春に、救いを求める。
還暦を越えてもそれは衰えを知らず、寝た女は500人を越えていく。
そして、女性の夫が亡くなり、やっと求愛できると思ったら拒絶され、
それでも諦めず、80代でついにそれは実を結ぶ。
80代の二人がベッドインするのだけど(日本では不可能ですね)、
主人公は、『この日まで貞操を守った』と、言い切る。
今までのは違う物だったということですね。
おいおい・・・って思いかけたけれど、この人にとっては真実だと思えた。
Kちゃんが会わない2年間に何してたか分かんないけど、
そういうことだったかもね♪
っていうのは、自分への言い訳ですが。
これも含めて、Kちゃんとのお話は終わり。