ここ木の花ファミリーには、実に様々な人が訪れます。

・テレビを見たと言ってくる人
・HPを見て興味を持って来る人
・人のツテで来る人
・買い物に来る人

きっかけも、
・コミュニティーに興味があってくる人
・有機農業に興味があってくる人
・心の病気で来る人
・ダイエット目的で来る人
・次の生き方を探してくる人
・老後の受け入れ先を希望する人


その中でも、特に最近多く来られるのが、
「移住希望」で来られる方です。

ここ一ヶ月で6名の方が来られていて、
その内半数が子供です。

ファミリーの姿勢は、

「どんどん来てもらえたらいい。
 ただし、ふさわしい人。ここの推進力になる人。」

その中で、ファミリーメンバーにすんなりと受け入れられる人と、
そうでない人がいます。


ここでは、年齢・性別・国籍はもちろん、その人の思想信条や社会的地位、
金銭の有無は全く関係ありません。


受け入れられる人は、
・受身ではなく、自ら積極的にみんなにとって心地良い場所を作っていく人。
・この場所にさわやかな風を吹かせる人。
・正直・素直・信じる心で、何でも吸収して成長していこうという姿勢のある人。

逆に受け入れられない人は、
・人に依存する体質の人。
・問題ごとがあると、自分を振り返らず、他人のせいにする人。
・自分の枠にとらわれ、自分と他人を区別し、ここが自分にとって居心地のいい場所かどうかを判定する評論家のような姿勢を持つ人。
・自分にとって都合の良いことは聞くが、都合の悪いことは聞かない姿勢の人。


これは良く考えてみると、一般社会でもまったく同じこと。
会社でも、地域の住民同士でも、サークルでも、ボランティア活動でも同じことが言えるでしょう。


ここでも、ファミリーと一緒に生活する中で、お互いにずっと前から知っていたようだね!という関係もあれば、なんとなくお互いに気まずくなって離れていく関係もあります。

どちらにしろ、それはお互いにとってのご縁ですから、一つ一つの出会いから学ばせていただく、というのがここの在り方のようです。


また、子供達については、

「子供の存在は、コミュニティーの希望であり、
コミュニティーの未来を約束されていることの証。」

と捉えられています。

みろくビレッジプロジェクトの舞台と想定している地では、ここ1年で600人中なんと100人の人口減。若い世代がどんどん町に流出しており、それに伴って子供も激減。

地域の心の支えでもある、小学校が閉鎖されたり、バス路線が廃線になったりと、
コミュニティーは数年後には崩壊の危機に直面しています。

それを思ったとき、ここはなんと豊かなのだろうと思います。



ここに人が集まる理由。

それは、どんな人が来てもまずは受け入れる姿勢。
その上で、完全オープンな場で、話し合いながらどうやったら全体が滞りがなく心地よい場所になるかを毎日確認しあう場があること。

その積み重ねによって、木の花は、どんなときも、何があってもゆるがない存在として、安心感を持つに至ったのだと思います。

そして、安心感から感じる大きな愛。
愛は一方的なものではなく、相互に重なって、それが幾重にも折り重なることで、1つの深く大きな愛の場を形成しているように思います。



僕自身は、
日々、みんなの大きな愛の中で、自分が存在できることの喜びを感じています。
深い安心感。その中で自分の心を見つめていける場がありがたいなぁと。

僕の夢は、こんな場所が日本のいたるところに出来て、それがつながりあって日本全体から不安が無くなることです。
それが世界の雛形となって、世界中から不安が無くなること。


善意から生まれる愛と信頼、そこから醸成される調和。
そこで感じる絶対なる安心感。

みろくビレッジは、木の花をお手本に、絶対安心の場を新たに創造していこうとしています。
そして同じような運動が、世界中で確実に広がっています。


魂の兄弟達よ。

共に世界を担う大切な一人として、志高く、共に手を携えて参りましょう。



今日も一日ありがとうございました。