本日も快晴。

最近、本当に12月??と思うような暖かな陽気が続いています。

そのためか、一旦休眠したはずのサトイモから芽が出てきていることが判明。


大量に土中に埋(い)けてあるサトイモを掘り出し、ハウス内で乾燥させることになりました。

急ぎということで、かなりの人数が出動し、作業を行いました。


通常サトイモは、霜が当たると休眠のスイッチが入り、その後掘り出して8~12度で保存します。
そして、水分がある条件で、気温が18度を超えると、休眠打破といって目が覚め、出芽します。


しかし、今年はサトイモの葉に霜が当たると芋が痛みやすいという情報が入ったため、霜が当たる前に収穫。

その後土中に埋けた後、気温が下がらず、逆にお天気が続いたため地温が18度を超え、出芽にいたったと考えられます。


そこで、自然農法国際研究開発センターに相談し、取ったのが今回の方法。

とにかく、温度と水分条件を再度休眠側にもっていき、イモに「春はまだですよ!」と教えてあげる必要があります。


それが、

・イモを土中より掘り出してハウス内で乾燥させることにより、水分条件を断つ。
・気温の条件を8~12度に調整して、温度条件を休眠側に持っていく。
・気温が8度以下になるとイモが腐敗しやすくなるため、夜間はハウス内でシートをかけて保温する。

という方法だそうです。


今回のことを教訓に、イモが腐りやすくなるかどうかは別として、まずはきっちりと休眠させてあげること。そのために、確実に一回は霜に当てること。そして、次に霜が降りる前に収穫してしまうこと、という方法が提案されました。

量が量だけに、ちょっと厳しい面もありますが、まずはそれを方針としよう、ということに落ち着きました。


天気予報によると、現在南米のペルー沖でエルニーニョ現象が起きているようです。

現在の陽気は、この影響が大きいのかもしれません。

やはり作物を作るということは、より広い視野~地球意識~に立つ必要がある。


そのことに気付かせていただく機会となりました。


やはり、『農』は『心を耕す』ためにもとても優れたツールだなと思います。



今日も一日ありがとうございました。




12/4の研修内容

午前
・ムラサキ芋(デザート、ドレッシング用)の加工と保存
 (皮むき、蒸し、つぶし、計量、丸め、冷凍保存) 
・木の花菌の材料準備(松葉)

午後
・サトイモの乾燥
 (休眠から覚めて芽が出てきたため、もう一度休眠させるための処置)


・映画鑑賞 ~舞妓Haaaan!!!~
・みろくの大人ミーティング(7名)
 (木の花の大人ミーティングで連絡事項のみ同席。
  その後の時間を利用してみろくビレッジで大人ミーティング開催。
  終了後、再度木の花ミーティングで話し合われた内容をシェア。)