くまとやまねこ ＆ カナリアのシスリーＢ

本屋さんでうっかり出会ってしまいました。絵本はこれだからあなどれない…という感じです（笑）。

『くまとやまねこ』
湯本香樹実 (著),酒井駒子 (絵)
出版社：河出書房新社
ISBN：9784309270074
発売日： 2008/4

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鳥飼いさんにプレゼントしたい本です。特に愛鳥を亡くされた人に差し上げたい１冊。うちの鳥も通院はしてますが誰も亡くなってないのに、思わず感情移入してしまって泣きそうになりました（笑）。

裏表紙にかかる帯の文章です。あらすじといいますか、です。
『突然、最愛の友だち・ことりをなくしてしまった、くま。
　くらくしめきった部屋に、ひとり閉じこもっていたくまが
　やがて見つけた　あたらしい　時の　かがやき』

ちなみに、私が一番キてしまった一文です。
本文より引用

　でも、もうことりはいないのです。
「ああ、きのうはきみがしんでしまうなんて、ぼくは知りもしなかった。
　もしもきのうの朝にもどれるなら、ぼくはなにもいらないよ。」
　くまは、大つぶのなみだをこぼしていいました。

まさか死んでしまうなんて…！って時は小鳥はありますよね…。
せめてしっかりお別れをしたかった…みたいな。

表紙のクマの肩に乗っているのが「ことりさん」なのですが、デティールからいって鳥種はカナリアが近い感じがします。うちにも昔レモンカナリアの「りふ」がいましたので、ちょっと切なく…。

カナリアつながりで、

ターシャ・テューダー (著),ないとう りえこ (訳)
出版社：メディアファクトリー
ISBN：4-8401-0546-4
発売日： 2002/4

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こちらは素直に可愛いお話です♪ 先日の日本飼鳥会で、この「シスリーＢ（カナリアの名前）」みたいな模様の可愛いカナリアのヒナを連れてる方がいらっしゃいまして「たまさん、（このコを）持っていく？」みたいなことを言われました。そりゃもう耐えましたとも…！ 今はヒナをもらっている場合ではないと…！ あの瞬間にここ半年分くらいの忍耐を使ってしまったような気がします（笑）。

この絵本は3月に開催されました『ターシャ・テューダー展』にて購入したのですが、先日（6月18日）ターシャ・テューダーさんは逝去されました。謹んでご冥福をお祈りしたいと思います。