世界の片すみから○○を叫ぶ -2ページ目

First Love 初恋 (Netflix)

First Love 初恋

 

 

 宇多田ヒカルさんの楽曲、「First Love」「初恋」にインスパイアされて作られてたドラマ。

 

いっぱい泣いた!

人を好きになったばかりの何とも言えない甘酸っぱい気持ちがよみがえり、

胸キュン!!!

ハラハラしながら観ていたけれど、

最後はあたたかな気持ちに満たされた!

心からすてきなドラマだと感動した!

 

満島ひかりさん、佐藤健さん主演。

ふたりの高校生時代からの10代を八木莉可子さん、木戸大聖さんが演じている。

若いふたりは、初めて目にする名前だけど、

その演技のすばらしさに驚いた。

とにかく笑顔がキラキラ!

純粋で透明感があり、ピュアなオーラに包まれている。

汚れのない無垢な高校生を演じている。

場所が東京ではなく北海道というのもよかった。

 

映像が美しく、音楽が台詞を邪魔せず、 声がなくても仕草だけで伝わってくる、

感情が揺さぶられ、大きな感動に包まれるドラマ。

そして、最終回を見終わっても、もう一度最初から観たくなる。

 

このドラマは、映像へのこだわりが伝わってくる。

ラウンドアバウトを俯瞰したシーン、

お花畑の春のシーン、

雪が積もった冬のシーン、

背景の町の明かりのぼかし。

どこを切り取っても絵になる。

 

主人公のふたりを中心にまわり、

余計なことが排除されている。

ドロドロであったと想像される婚約解消にまつわること、

也英の父と母のいきさつなど。

そこにあるのは、美しくクローズアップされたふたりの心情。

言葉ではなく表情で語るその演技は本当に素晴らしい。

 

佐藤健さん演じる晴道が、

7年間も付き合い、同棲していた婚約者の夏帆さん演じる恒美を振るシーン、

別れなければ也英とは結ばれないのでほっとしたけれど、

残酷でもあった。

だからと言って、也英と晴道は結ばれなかった・・・、その時は。

 

7年間の歴史のある婚約者より昔の初恋の方を選ぶのか?

いや違う、このふたりは再び恋に落ちたのだ。

単に初恋の相手ではなく、同じ人と恋に落ちたのだ。

何度でも恋に落ちる運命。

そして最後に3度目の恋に落ちる。

1度目と2度目の恋を超越して。

 

第一話で、八木莉可子さん演じる也英が、

広大な菜の花畑の中でCAの真似事をする台詞、

「この便はレイキャビック行き」、「ノルン航空」と言っている。

あれ?と感じた。

普通なら、パリ行きとかロンドン行きとかメジャーな目的地を選ぶのでは?

ノルン航空ではなく、JALとかANAでしょうに・・・。

暖かそうな春のシーンで冬を思わせる言葉。

その伏線回収は最終回で幸せな笑顔とともになされる。

 

そして佐藤健さんがかっこいい!

今回はパイロット。

紆余曲折があるけれど、運命ってあるんだと思わされた。

エピソードは9話まであるのだけれど、

8話が終わった時点で、それが最終回だと思い込み、

大泣きしてしまった。

最終回はそれまで以上に涙なくして観られない!

 

ふと佐藤健さん出演の「半分、青い。」を思い出した。

そういえば、このドラマでも紆余曲折を経た幼馴染のふたりが、

最後には結ばれる。

 

ハッピーエンドでよかった!

ちょっと個人的なイメージをいう。

満島ひかりさんの也英もよかったけど、

私のイメージでは綾瀬はるかさん。

 

「First Love 初恋」

Netflix Japan 2022年 11月 24日より独占配信