私は、ロードでもMTBでもSPDペダルを使用しているSPDオタクです。

 

  クロモリロード RNC7   :PD-A600

  カーボンロード カールトンE:PD-A600

  アドベンチャー ROVE ST :WELGO R120B

  フルサスMTB BACKFIRE  :PD-T8000

 

  旧品ストック:PD-M970,PD-A520,PD-T780

 

サイクリング中心で、渋滞路含む一般公道での安全性や、

観光地での行動を考慮すると、SPD+マルチモードクリート以外考えられません。

 

最近、シマノがロード用のSPDペダルを立て続けに新発売していて、

ようやく世の中が私に追いついてきたかなと感じています(笑

 

それら新型の中で、PD-ES600を先日デビューさせたルーベSL4に装着しました。

新型が気になりましたし、カラーも黒コンポにコーディネートできたからです。

使用開始して800km程走り、概ね傾向がつかめたのでレビューしておきます。

 

 

■パッケージ

シマノ一般部品の青箱。

グレードは600番で従来はアルテグラのはずが新型番の影響か105とされている。

 

 

■ペダル外観

軽量化のためか、リヤ側ケージがカットされた形状になっている。

シマノHPによると、前モデルPD-A600が286gで、PD-ES600が279g

たった7gの軽量化のために、この尻切れトンボ的な不格好さと、

バランスの悪さによるステップインの悪化(後述)は割に合わない気がする。

 

 

■付属クリート

黒いシングルモードのSM-SH51が付属。

クリッカー並みのステップインの軽さを売りにしているのだから、

外しやすいマルチモードにして欲しかった。

また使うあてのない不燃ごみが増えてしまった・・・

 

 

■離脱力調整

離脱力の調整は10段階で、

最弱位置にするとギャップを通過したショックで外れてしまう程弱くなる。

ステップインもクリート前側を合わせなくても踏み込むだけで入るほど。

なのでビンディング初心者には良いかもしれない。

しかしアクティブに走りたい時に、あまりに簡単に外れてしまうのも困るので、

PD-A600の最弱位置に相当する、弱側から4段階目で使用している。

 

 

■クリートポケット部形状

これはあくまで体感的なもので、確証も数値的な裏付けもないのですが、

PD-A600に対し、PD-ES600はクリートが嵌まり込んだ状態での遊びが

大きいように感じられる。

イメージとしてSPD-SLの固定モードとフローティングモードの違いの様な感じ。

(そこまで明確な違いではないが・・・)

PD-ES600では、真円リングで一定トルクで丁寧に回していれば問題ないが、

楕円チェーンリングで少々ラフに回すとクリートがガチャガチャ暴れだす。

真円&楕円の両方つけているルーベSL4だから判ったことだが、結構気になる。

 

 

■シャフトの表面処理

PD-A600のシャフトは汗が付着すると錆びやすかったので改善を期待していたが、

恐らく同様の白色クロメート処理で変わっていないと思われる。

頻繁に洗車すれば良いだけのことだが、少々残念。

 

 

■ステップイン総合性能

800kmほど走った状態が以下2枚の写真。

通常のペダルでは800kmも走れば馴染みが進んで自由に回るようになり、

先端が上を向くようになるものだが、PD-ES600は相変わらず裏向き固定になる。

グリスが多めに入っているのか固い影響もあるだろうが、

ケージのリヤ側がカットされてリヤヘビーでなくなった影響が大きいはず。

 

走り出しでのステップイン成功率は、

PD-A600が9割程度なのに対し、PD-ES600では6~7割程度

しかも入る時も一発で決まらず、ペダルの向きを探りながら何とか入る感じ。

おかげでペダルの裏側がすでにガジガジの傷だらけ状態。

これでは明らかな改悪の気がします。

 

 

 

 

以上が、使用初期のレビューとなります。

私としては名機と思っていたPD-A600の後継機種なだけに辛口評価となりました。

これは後継というより亜種と考えた方が良いのかもしれません。

脚を固定されるのに不安を感じるビンディング初心者向け、

あるいは、SPDマニアでかつ軽量化フェチな方向け(居るのか判りませんが(笑)

のペダルだと思います。

 

SPDでアクティブに走りたい方には、従来品PD-A600をお勧めします。

私もPD-ES600をこのまま使い続けるか迷いどころで、

3個目のPD-A600にするのか、あるいは両面SPDのPD-M8020も魅力的だな・・・

なんて思い始めています。