明日…ちゃんと会えるかと
気になりながら誰もいない
四人部屋に戻り早めに就寝した。

早朝6時出発ビックリマーク
白馬~塩尻市まで2hで行けるの
かも分からず決定していた!!

am五時半に起床。
共同の洗面所に行くと男の
先客が洗顔していた…。
『お早うございますニコニコ
男から挨拶されて応えると
質問もされて、名古屋からバイク
で来たと答えた。すると男は
マウンテンバイク自転車の競技に出る為
だと鬼巳に教えた。
『怪我なく頑張って下さいね』
『あッ有難うございますドキドキ
じゃッお先にニコニコ』と言って洗面所
近くの部屋へ帰っていった。
すると直ぐにドアが開き
『バイクも危ないから気をつけてね
良い旅をニコニコ)パー』と洗顔でサッパリ
した爽やかな笑顔と言葉の余韻を
鬼巳に残してくれたのだ…。

何という…こりゃまた粋な事する
男だと鬼巳は口元をニンマリさせて
旅は終盤を迎えるが嬉しかったドキドキ

1Fのカウンター受付の
呼び鈴を鳴らし会計を済ませ
清と待ち合わせした塩尻署へ…。

昨日の今頃は木曽福島辺りで
タンクローリー車の運転手の頭が
ガクンガクンの居眠り中と遭遇…
ドギマギしながらモーテルに
飛び込んだのを思い出していた。

暫くして、R148号の右手に
サンアルピナ青木湖スキー場に
気づいた。スキー時代に制覇を
したかったポイントであった…。

休憩もせずにひたすら南下…。
清も、こっちへ向かっていると
思うだけでワクワクしていたo(^-^)o
南下するうちに
R148から名古屋に続くR19
の案内板に従い右折した…。

北上するライダーが増えてきて
ピースサイン挨拶の連続だ(ニコニコチョキ
きっと乗鞍岳やビーナスラインへ
足を運ぶのだろう。oOと思った。

50km以上は南下しただろう…
最終の交差点を右折すればゴール
うっすらと遠目に塩尻署の看板が
確認できた。そして歩道に
長身の男が立っているのも見えた
『清ッショック!清だラブラブ!清のが早いゃ』
お互いに手を振り…
鬼巳は、Uターンして
清の元へ、ゆっくり車体を寄せた
『清ぃ長音記号1会いたかったよぉニコニコ
『分かったから…そこに停めて』
と空き地みたいなスペースに
ランクル車も駐車されてて
その隣にJ太郎を停めた…。

『やってくれますなぁニコニコ
『だって…J太郎で先に
行くのもいいなぁ(人ニコニコ)って』
『僕が電話したら、お母さん
驚いてたぞぉガーン
電話するなんて思わないもんガーン
お互い腹ペコだと分かり
近くのファミレスへ互いに
発進する事になった…。

交差点角のファミレスで
腰を落ち着かせた。
『どうだったぁ?初長距離は?』
鬼巳は、無計画の出来事を
熱く清に語った…。
『どこまで行くの?って
変なライダーが近づいて
来なかったか?ニコニコ
『それは清でしょ(*^m^)~』
『言われてしまったぁガーン

清が、知り合いの家へ行っている
間、時間を潰してほしいと言われ
13時に、この場所で集合する事
になった。約3時間のお別れだ。
『気をつけるんだぞぉニコニコ
『清もねぇニコニコ巨峰たーのしみラブラブ
と行って清に見送られた…。

行く先も決まってなく
適当にR20号を茅野市に
向けて走行した…。
途中【だいだらぼっち】と
書かれた看板に釣られ案内に
従うと…一面、キャベツ畑だった
まるで、黄緑色の絨毯のようだ。
その先に、山々が連なり
絶好なロケーションだった。
鬼巳は、グローブとメットを脱ぎ
暫く風景を眺めていた…。
一服吸い終わると…両手の人差し
指と親指で四角い枠を作り
『瞳は心のシャッターさ』
と、格好つけて呟いた…。

あまり走り回っても
燃料が減るだけだと思い
J太郎のサイドスタンドから
センタースタンドへと立て直して
ブーツを脱いで後ろ向きに跨り
仰向けで上体をタンクに倒し
荷物の方に足を伸ばしクロスして
瞼を閉じた…。

1台のバイク音が近くに
停止したが、寄せつけない為
寝たふりして頭を上げて
様子を伺う事をしなかったら
ギアチェンジした音がして
走り去って行き、思わず笑って
しまった鬼巳だった(^m^)

この風景の絶好なポイントで
1時間は過ごしただろうか…
動きだす事にした…。
時間を潰す時に限って長く感じる
ものだと思いながら来た道を戻り
R20号に乗り、切りの良い所で
Uターンしてファミレス駐車場に到着
清は、まだ来ていなかったので
KENTマイルドを一服(´・`)y-・。o@

ディーゼルエンジン音に振り向くと
清の乗ったランクル車の登場だラブラブ!
『寝覚の床まで行って休憩ねニコニコ
『うん音符わかったぁニコニコ
鬼巳は走る仕度してR19号へ…
昨日の、この時間はカツ定食を
食べていたのを思い出した…。
そして、ディーゼル車の後ろは
排ガスで辛いと清を追越しざま
あっかんべーべーっだ!して前を陣取った
暫くすると…1台のライダーを
発見し、自然と追いついた。
そのライダーがバックミラーで
鬼巳の様子をチラチラ伺っているのが
見受けられ、追越してやるついで
に車種を認識した。YAMAHAのXJだ
安定感のある単車と知ってるのは
高校時代に乗った事があるからだ
名工大学院生と交流してた頃の話

XJが鬼巳の横に着くと
清のランクル車が煽ってきたのだ
鬼巳が、速度を落としランクルと
並ぶと…ウィンドウが開き
鬼巳は左手を伸ばすと
清も、それに応え互いの指先が
触れ合うと、XJのライダーは
速度を上げ他車を追い抜き
見えなくなった…。
やがて・・・寝覚の床に到着し
たこ焼や飲み物を買って
清の車の中で休憩した…。
『のんびり帰るから仮眠しなニコニコ
『なんか…清さ私のサポーター
みたいだねぇニコニコ
『虫除けもしたなぁニコニコ
『あのライダー 私が美人局と
思ってマッハで逃げたっぽいね』
『えらい勢いだったなぁニコニコ
『今きづいた!巨峰の薫りイッパ-イ
たこ焼で気付かなかったガーン

中津川の手前で大渋滞だったガーン
清が、鬼巳に路肩を走って先に
行きなと誘導して言う事を利いた
休憩してる間に南下集団に
なってしまったのだ…。

清と合流して名古屋に着いたのが
19時を回っていた…。
『お母さんに巨峰あげて』
『ワォラブラブ!お母さん喜ぶわニコニコ待ッてネ』
鬼巳の母親も顔を出し
菅原に巨峰の礼を言い家へ
戻って行った…。
鬼巳の母親と会うのは2回目で
前回に紹介されたのだ。

『まだ帰らなくていいのん?』
寂しげに清に聞くと
『まだいいよぉ』と言って
公園じゃない方の二人の憩いの
場へ車は向かった。
今日は入った途端に
シャワー浴びてくると言うと
そのままで良いと言って
勢いよく鬼巳を抱き上げて
ベッドに横たわらせた。
『どうしたの?いつもと違うよ』
『うん?早く鬼巳の中へ
入りたいからさ』
お互いに服を脱がし合い
激しく絡み合うのだった…。

‐清の子供が欲しい‐
本能だろうか鬼巳は清を感じなが
ら、一瞬そう思ったのだ。

連休も終わり…いつもと
変わらない平日がやってきた。
勤務中に出来ない事務処理を
休みの土曜に守衛に鍵を借り
下の茶店で出前を頼み
足を組んで、物を取りに行く時は
椅子に座ったまま移動して
緊張感の無い事務作業をしていた

『やっぱ向いてないのかなぁ長音記号1

出社時になると頭痛がしたり
熱も出るようになり休みがちに
なっていた。病欠した日に経理の
中年女性が見舞いに来てくれた。
元スナック勤務で社長から
引き抜かれたと話してくれて
たぶん…愛人なんだろうと思った
仕事の量が明らかに違うからだシラー
第一、胸元が見える服なんて
感覚がズレてると思っていたのだ
元スナックで納得した鬼巳だった
『やめないでねぇ』と言い残し
経理担当者は帰って行った。

つづく・・・

おー疲れ様でしたぁm(__)m
箸休めクローバーから
後半に入りましたぁDASH!DASH!DASH!
ご拝読を誠にVery
ありがとうございますドキドキ(-人-)