道路が寸断され、孤立している宮城・女川町出身の歌手、俳優、中村雅俊(60)の様子について、所属レコード会社は12日、「何も情報は入っていない」とした。
2月12日の東京・中野サンプラザ公演で全国ツアーを終了させたばかりの中村は、都内の自宅で母親や妻の女優、五十嵐淳子(58)と同居している。地元を離れているが、観光物産施設マリンパル女川の名誉館長を務めるなど、現在でも愛着は強い。関係者は「親戚や同級生が女川に残っていらっしゃる。状況が分からない以上、対応できません」と話した。
また、大津波によって壊滅的状況に陥っている岩手・陸前高田市出身の芸能人は歌手、千昌夫(63)と俳優、村上弘明(54)。千の所属レコード会社は、本人と連絡が取れていないという。村上の所属事務所は「本人とは連絡は取れた」というが、陸前高田市近郊の実家とは連絡が取れない状態が続いている。
同じく大津波の被害に遭っている大船渡市出身の歌手、新沼謙治(55)は母親を始め、親類が地元で生活。新沼は都内で暮らしており、関係者は「本人は家族と連絡が取れなくて、心配しています」と明かした。
(産経新聞)
三陸はどこも市街地や港が壊滅しています。
たいへんな状況ですが無事を祈るばかりです。