泣かないと決めたのに、客席に最も近いバルコニーで歌うと涙がこぼれた。お手製の“えれぴょんうちわ”を振るファンの姿に目の奥が熱くなった。必死にこらえてアンコールまでたどり着くと、旧チームKの仲間たちも駆けつけてくれた。4年半前のデビュー時から、最も泣き虫だった小野は「成長したところ見せたかったのにぃ…」と唇をかんだ。涙、涙の卒業式となった。
人気メンバー小野の卒業式は、AKB48劇場5年の歴史で史上2位の143倍の高倍率というプラチナチケットになった。7月11日の代々木コンサートで「この夏でAKB48を卒業します」と衝撃告白してから78日。最後の舞台には、ウイッグを着けて、デビューからのトレードマークで思い入れの深い髪形だった、ツインテールに戻していた。
12歳だった5年前。偶然見たテレビ番組で「AKBに入ると夢がかなう」との言葉を耳にした。女優になる夢を詰め込み、ランドセル姿のまま1人で、秋葉原の劇場の門をたたいた。チームK初期メンバーで、長らく屈指の人気を誇ってきた。卒業表明直後、ブログに寄せられたファンの書き込みも、わずか数日間で1万5314件に上った。
ただ、小野は「デビューのときから、AKBは通過点。いつか羽ばたいていくと約束していたので」と、迷いなく言い切った。
(朝日新聞)
http://www.asahi.com/showbiz/nikkan/NIK201009280042.html
本人ブログ
http://ameblo.jp/ono-erena/entry-10661131308.html#main
AKB48で最初は推されながら、途中から干され、絶望して辞めていく不憫なえれぴょん。
ここにいてもうまくならないよね。歌もダンスも演技も。
何でだろう。口パクだから?ダンスも揃えようという気持ちが欠けている気がする。
そういう中でグループの人気だけがバブリーに上がっていく。
小野恵令奈さんが感じている違和感はメンバーの何人かがきっと感じているはず。
何年かした後、選択は間違っていなかったと思えればいいね。