NHK総合で5月30日、夕方6時10分~40分、「MUSIC JAPAN(ミュージックジャパン)」にて、女性アイドルグループ7組総勢59人が集合する「アイドル大集合SP」が放映された。


女性グループアイドルといえば、古くはキャンディーズ、おニャン子クラブ。近年ではモーニング娘。をはじめとするハロー!プロジェクト勢、そしてAKB48などがあるが、現在活躍中のアイドルたちを一挙に見る機会は初ではないかと思う。

その意味で画期的な企画であった。


出演者は、ももいろクローバー、スマイレージ、東京女子流、モーニング娘。、バニラビーンズ、アイドリング!!!、AKB48。


トップバッターは、ももいろクローバーの6人組。新人とのことで、テレビで見るのは初めてです。

曲は「行くぜっ! 怪盗少女」という、アニメっぽいやたら元気な曲。

途中でバク転したり、高くジャンプしたり、身体能力がすごい。

昔のセイントフォーみたいだが、あんな悲壮感はなくて、軽やかな感じ。

インパクトは十分でした。

ただ、その後のメンバー紹介がやたら長い。結局、映っている時間も一番長かった。


2番手は、ハロー!プロジェクトの新人4人組、スマイレージ。このグループも、テレビで見るのは初めてでした。

とにかく、スタイルがいい。モデルみたいに脚が長い。特に真ん中の2人。

ルックスはすごいです。曲は「夢見る15歳(フィフティーン)」。

メンバー紹介の時間もあり、4人でエア・ジェットコースターなるコント?も披露していました。

これはこれで、別の意味でインパクトがありました。歌唱力もかなりある感じでした。


3番手の東京女子流。エイベックス所属の新人5人組。

こちらは、時間が押してきたのか、あまりトークの時間がなく、かわいそう。

すぐ曲が始まって、NHK教育のアニメ「はなかっぱ」エンディングの「おんなじキモチ」を歌唱。

出演者では最年少で小学生もたぶん、混じっているのでロリ感は満点です。

曲そのものはすごく良く、歌もダンスも鍛えられています。かつてのフォルダー5を彷彿させます。


4番手はモーニング娘。現在のメンバー8人になって、テレビで全員そろって見るのは3回目くらい。

バラエティによく出る道重さゆみさん以外は、半分「あの人は今」状態に近いので、もっと出てほしい。

リーダーの高橋愛さん。この日は珍しく滑らかに話しています。

近々行われる全員出演の舞台の話、歌う「青春コレクション」がその主題歌であること。

フランスのジャパンエキスポに出演することなど、宣伝が多いです。あと、茶髪が道重さん以外の7人。

歌とダンスは非常に安定していますね。アーチストの道重さんを初めて見た人も多かったと思います。


5番手は2人組のバニラビーンズ。トークはなく、MCの人が紹介していきなり歌です。

「D&D」は腋のにおいを抑える「リフレア」のCMになっている曲。

歌はそんなに上手い感じではないですが、北欧テイストとのことで、

2人は長身でニコリともせずお人形のよう。とてもクールで謎めいた雰囲気を醸し出しています。


6番目はアイドリング!!!。この日のグループでは最多の18人出演。

フジテレビ以外の歌番組に出るのは初めて。リーダーの3号遠藤舞さんが少し話して、すぐ曲に。

時間が押しているからでしょう。最初のももクロで時間を使いすぎです。

曲は6月発売のニューシングル「目には青葉 山ホトトギス 初恋」。さわやかな感じです。

とにかく人が多くて、誰がなんだかわかりにくい。ほぼ真ん中にいる6号外岡えりかさんは目立ちます。

11号の森田涼花さんがいない、残念。よく見ると美人さんが多いけど、増員しすぎで損している感じ。


トリはAKB48。高橋みなみさんが、新曲のPV撮影でグアムに行ったこと。初めてのヘリからの空撮で

吹き飛ばされてたいへんだったと話しています。珍しく大島優子さんが無口で大人しいです。

時間が押しているので、早めにトークを打ち切って、ヒット中の新曲「ポニーテールとシュシュ」。

何か、ダンスがバラバラで揃ってないように見えますが、「RIVER」の時はそんな印象はなかったので、

フォーメーションでそう見えているだけか。練習不足じゃないよね。

観客の声援は一番多いです。ただ、ポニーテールに普段しないのか、似合ってない人もいらっしゃいます。

これも15、6人いて人数が多すぎます。もっと絞るか、逆に100人くらいでホールを占拠するのもありです。

むしろ姉妹グループ合わせて100人を超えるなら、100人出してこそのAKB48ではないでしょうか。


以上、あくまで個人的な感想です。

新人3組は、AKB48の主要メンバーがもうそろそろ8~9割成人となるので、

所属事務所が、もっと身近にアイドルを感じたい同年代の中高生のマーケットが空くと考えての登場でしょう。

AKB48の新陳代謝が進まない課題が見えたような感じがしました。


それと、グループの人数はできれば5、6人まで、多くても10人くらいの範囲内にしないと、

コスチュームを統一すると、誰が誰だか、見分けがつかないこともわかってきました。

グループとしてAKB48やアイドリング!!!に興味を持っても、メンバー名が覚えにくい。


モーニング娘。も一時期メンバーが最大16人いたことがあり、

多すぎたのも人気が落ちた原因の1つのような気がしてきました。