成長する秤(はかり)  『平成松下村塾』 | Miraiのブログ

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◆【成長する秤(はかり)】苦しみの限界は、さらなる限界を乗越える事で、ステップアップする。

 

 
 
 【過去記事移動】 過去、このブログに書いている中で、今でも使えそうな話を移動します。 - 2005年5月1日のブログより。

 


人は成長します。


肉体も心も。


その人に与えられた負荷を、試練として受け止めるか、苦しみとして受け止めるかで、その後の展開は変わって来るでしょう。


 

Aさんは1kgの料理秤を持っています。

500gの負荷が掛かれば、針は真下に向きます。



Bさんは2㎏の料理秤を持っています。

同じ500gの負荷が掛かっても、針は3時の方向を向いています。



Cさんは10㎏の料理秤を持っています。

針は僅かに動いただけです。



■Aさんにとっては、元の位置が光の方向とすると、闇の方向を向いている状態と言えるでしょう。

 
だけども、それが限界でしょうか?


まだまだ半分です、500gの余裕があります。



ところが、この真下に向いた状態で、苦しみ絶望する人が多いように感じます。


まだまだ余裕があるにも関わらずです。


 

さらに、極限の1㎏の負荷が掛かった時に、針はどこを向いて居るでしょうか?


最初のゼロの方向と同じ位置にあり、同じ光の方向を向いています。


何もしないでゼロのままと、グルっと一周回ったものでは、その間に掴んだものが違います。


いろんな知識や経験を獲得しています。



この時こそが限界であり、やがて脱皮をするように、一回り大きな体 (この場合は秤) が与えられるのではないでしょうか。


人としての器が大きくなるまでには、試練の時期が必要だと思います。



■誰もが、始めから大きな秤 (器) を持って居るわけではありません。


努力すればこそ、勉強もステップアップするように・・


努力すればこそ、人は器が大きくなって行くのではないでしょうか。


 

このように、人は、成長する秤を持って居ると思います。


個々の人生の問題は、成長するにつれ、基本問題から応用問題へと変わります。


そして、応用問題が解けなくて苦しむのは誰もが同じです。



■だけども、今、自分が向き合っている問題は、大抵の場合は過去に誰かが解いているものです。


先人の知恵に、他の人に学ぶ姿勢こそが、自分の問題の解決になると思います。


目上や歳上の人達ばかりとは限りません。


幼児の言葉や行動や表現などにも学ぶべき材料は多くあります。



弾力に富んだ柔らかな心、スポンジのような吸収力を持った素直な心が、人の心を真に成長させるものだと思います。