先週末は某区の小学校での誕生学でした。


4年生向け、学校公開授業に合わせて

1時間目に小学校での誕生学、

2時間目にそれを受けて子どもたちの感想シェアと質問タイム


自分のいのちやからだについて深めていく授業となりました。


昨年、3年生の時に聞いてくれたので誕生学のおさらいを。


「そうそう、こんな感じでかえってくるよなー。


「あ、ちょいと集中がそれた。」


「ふーん、これは好きなんだな・・・」


同じ4年生(男子)母としては、手に取るようにわかる反応に面白くてにひひ

(もちろん、個人差、地域差はあるけれど、彼らの今は良くわかります)


いのちの始まりはどれくらいの大きさだったか覚えてる?


この頃にはすごい特技をしていたんだよ。


いまやりなさい!って言われなくても、

言われる前にできるんだよね。


・・・どんどん前のめりになってくる目


授業の後半はカラダの変化は学校でも学ぶので連携してその前に心構えを。


おとなしいクラス、と聞いていたので質問出るかな~と思っていたら、

出るわ出るわ。

妊娠や出産について、突っ込んだ質問も。

(内心やった!と思いつつ)

男子も知っておいてほしい、妊娠中の女性のカラダや赤ちゃんについてもお話しました。


2時間目は感想とシェアの時間

個人的には私はこの流れのプログラムが大好きです。


こういういのちのお話は人それぞれ感じることは違う。

ポジティブもネガティブも出てきていいと思います。

ただ、その感情が出てきたときに

きちんと自分で感じることって大切だと思うんです。

私はそこに寄り添っていたいと思います。


何でそう感じたんだろう・・・。

こう感じてしまうのはいけないこと?

何も感じないよ・・・。

気持ちがいっぱいで良くわからない。



どんな思いだっていいと思う。


一番怖いのは

一つ一つの感情に乱暴に対応すること


突き放してしまったり、

ひとつの考え方を押し付けてしまうこと。



毎回正直、怖いです。

人として、丸裸にされてしまうから。

人間力を試されていると思います。


だけど、きちんと正面から答えたい。

まっすぐに伝えるときちんと子どもたちは受け止めてくれます。


大人だからって

すごいことしてきたわけじゃない、

ちょっとだけ先に生まれて

ちょっとだけ経験をして

色々知ってきた ただそれだけ。


もう、不安とか、恐怖とか、

人から言われてとか、

そういうことで苦しんでほしくない。

自分を傷つけてほしくないです。

正解なんてどこにもないから、

自分なりの答えを一生懸命探すしかないんです。



最後に 5分だけいただき、私からのメッセージを伝えました。

それは、私の大切な方からいただいたお話。


その方は悲しい事故でお子さんをなくされたのですが、

そのお子さんにまつわるエピソードです。

そのお子さんは人と違うことをとてもポジティブに考えていました。

その“違い”をどう受け止めるかー

本質をしっかり見ていたお子さんでした。


これから大人の階段に上がり始め、人と違うということを意識し始める10歳の子どもたちに覚えておいてほしいー。


私は生(性)を語るには死は切っても切り離せないものだと思います。




そうそう、ここの学校ではとても素敵なツールを使っていました。






その名も


えんたくん


ホワイトボードの円卓で話し合う人が膝の上において

テーマに沿って 好きなことを好きなように書いていく。


ワールドカフェ、やったことありますか?


そうそう、それです。


肖像権の関係で子ども達が実際にやっている景色はお見せできないのですが、


イメージとしては こんな感じ



思い思いの言葉や絵を描いていきました。

そして、グループ内で1人1人感想をシェアしていくのですが、

相手のいい!と思ったところを

違う色のペンで書き足していく。


Outputしながら Inputですかぁ。

これ、社会人になっても必要なスキルですね~。

いいなぁ、私の時代にあったら、むちゃくちゃ嬉しかった。


このえんたくん、段ボールのものは市販されているのですが、

ホワイトボード形式のものはこの学校独自のものらしいです。

こーゆーの、広がってほしいなぁ。