父と猫が居ない初めての秋

去年までは猫が寒がらないように
早々とコタツ布団を出していた


父が他界して一年以上が過ぎ
薄らぐと期待した悲しみや淋しさは
逆に日々増している

いつまでも立ち直れない私を見捨てずに
「気持ちは解るよ、でもね…」
と励ましてくれる人達

有り難い事だとは思う

思うけれど、
怒りを感じる

同居、片親、等、同様の環境でなければ「解る」ではなく
「気持ちは解らないけど」で良いのに


2年経ってもダメだ
もう10年だけど、まだ…と嘆く人達がいるスレを見る方がマシ

歪んでる

もう誰にも辛いと言えないから
言葉で出さない負の感情が身体に表れる



お盆だからといって特別な事はしない宗派

いつでも何処にでも行けるから
お盆だけしか帰れない、なんて制約は無いらしい


せめて夢の中だけでも
当たり前だった父と愛猫との日常を過ごせたら良いのに


数日前、約20年前に旅立った初代の愛猫の夢を見た

久々だとか全然感じなくて、ごく自然に名を呼び、抱っこした

初代と二代目は色が違うのに、
なぜか5月に旅立った二代目猫が、
この初代と混ざってる…融合している気がした



未だ、心の隅で燻り続ける、現実を受け入れていない部分がある


穏やかな夢を見ながら
目が覚めない日が来れば良いのに



きちんと全てを理解して受け入れて行動出来る時と

まだ 悪夢を見てるだけなんじゃないかと思う時と


早く働かなきゃと求人誌を見て 食事もして 笑って人と会話が出来る時と

泣き続けて 今更どうしようもない事を考えて何時間も経ってしまっている時と


めちゃくちゃで自分をコントロールする方法が
わからない



現実を受け入れる為に効果的と聞き 書き始めたのに