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ピークを過ぎた中年レスラー、ランディは、体調を崩した事をきっかけにプロレスを辞め普通の生活へ戻ろうとするが、何をしてもうまくいかない。
現実世界でヒーローになれない彼は、再度プロレスリングへ立つ事を決意する。
結局自分はリングの上でしかヒーローになれないことを悟って…。
元イケメンセクシー俳優のミッキー・ロークが、体当たりで主人公の落ちこぼれレスラーを演じ話題になった本作。
整形のし過ぎで顔面崩壊しているミッキーだが、ボロボロのレスラーなら顔面ボロボロでも説明ついちゃうから違和感も無い。
かなりの場面が背中からの至近距離ショットなのだが、大きいが情けなく、傷だらけだがどことなく頼りがいのある男ってのを、背中だけで十分に演じていた。
捨て身のの演技を見せたのは彼だけではない。
ランディが、唯一心を割って話せる相手として慕うストリッパー、キャシディーを演じたマリサ・トメイ。
劇中、ほっとんど裸である。
もう若くはないんだけど、疲れた笑顔と締まった体のバランスが絶妙でとても色っぽく美しい。
世の中、本物のヒーローなんかどこにもいないが、根っからのヒール役なんてのもいなかったりする。
みんな寂しくて、どこか不器用で、そして少し優しい。
人間同士の小さな思いやりの詰まった、結構良い映画である。
☆☆☆
製作年 2008年
製作国 米=仏
原題 THE WRESTLER
時間 109分
公開日 公開中
監督 ダーレン・アロノフスキー
出演 ミッキー・ロークマリサ・トメイエヴァン・レイチェル・ウッドトッド・バリーワス・スティーヴンスジェダ・フリードランダーアーネスト・ミラーディラン・サマーズマーク・マーゴリス