$たまこのプレイルーム

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ピークを過ぎた中年レスラー、ランディは、体調を崩した事をきっかけにプロレスを辞め普通の生活へ戻ろうとするが、何をしてもうまくいかない。

現実世界でヒーローになれない彼は、再度プロレスリングへ立つ事を決意する。

結局自分はリングの上でしかヒーローになれないことを悟って…。



元イケメンセクシー俳優のミッキー・ロークが、体当たりで主人公の落ちこぼれレスラーを演じ話題になった本作。

整形のし過ぎで顔面崩壊しているミッキーだが、ボロボロのレスラーなら顔面ボロボロでも説明ついちゃうから違和感も無い。

かなりの場面が背中からの至近距離ショットなのだが、大きいが情けなく、傷だらけだがどことなく頼りがいのある男ってのを、背中だけで十分に演じていた。

捨て身のの演技を見せたのは彼だけではない。

ランディが、唯一心を割って話せる相手として慕うストリッパー、キャシディーを演じたマリサ・トメイ。

劇中、ほっとんど裸である。

もう若くはないんだけど、疲れた笑顔と締まった体のバランスが絶妙でとても色っぽく美しい。



世の中、本物のヒーローなんかどこにもいないが、根っからのヒール役なんてのもいなかったりする。

みんな寂しくて、どこか不器用で、そして少し優しい。

人間同士の小さな思いやりの詰まった、結構良い映画である。


☆☆☆

製作年 2008年
製作国 米=仏
原題 THE WRESTLER
時間 109分
公開日 公開中
監督 ダーレン・アロノフスキー
出演 ミッキー・ロークマリサ・トメイエヴァン・レイチェル・ウッドトッド・バリーワス・スティーヴンスジェダ・フリードランダーアーネスト・ミラーディラン・サマーズマーク・マーゴリス
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参った。


映画を観て独りで爆笑したのは本当に久々だ。




1973年にイタリアで製作された、オムニバス映画。

4~5人のキャストが様々な役を演じ分け、9つのエッチでおバカなストーリーを紡ぎ出す。

イタリア盤「志村けんのだいじょぶだぁ」といったところ。



9つの話のうち、くだらなくないいものが一つもないのだが、どれもがオシャレで可愛らしい。



中でも私が好きなのが、6、8、9番目のエピソード。




6「海外勤務のイタリア男」

デンマーク(?)の病院で、精子提供に来たイタリア男がお気に入りの看護婦の裸を夢想して射精するってだけの話。

ほぼ全てのストーリーに登場する激カワ女優のナイスバディが異様にエロいのと、デッタラメのデンマーク語で会話を突き通すのがたまらなく可笑しい。





8「おかしなおかしな恋」

このストーリーだけは唯一エロくない。
馬鹿げているのだが切なく、優しい。

主人公であるオカマの娼婦が、同性愛者の解放運動への参加を勧めてきたゲイのオッサンに言うこのセリフはこの映画の中で最も真面目で最高にカッコイイ。


「女性解放運動ならまだしも、オカマの権利になんか興味はないわ。あたしたちは女よ。誇りを持ってるの。あんたたちみたいな少年愛者と一緒にしないで。」





9「ご招待」

堅物のビジネスマンが得意先の男の家に招待された。家に上がるなり目に入るのは奥さんの谷間…。しかも彼女、どうやらこの客に気があるようだ…。


神懸かり的なシーンがある。

乾杯の席で妻が酒を客の股間にこぼしてしまい、夫が席を外したスキにひざまずいて客の股間を拭き拭きする。上目遣いでしつこくしつこく拭く。そこで何も知らない夫が後ろから声をかける。

「乾杯!」

まぁなんてことはない、コメディ映画にはよくあるシーン。

だがしかし、なんともあろうことか、イタリア語で「乾杯」は「チンチン」というのだ。


つまり、自分の妻が客人の「チンチン」を触ってる時に「チンチン」…。


イタリア語と日本語の組み合わせだからこそ成り立つ奇跡の笑いである。







どのストーリーも解りやすく最高に愉快。エッチでくだらないのだけど、「オースティンパワーズ」のような「おバカエロ映画」にはない品の良さがある。


誰にもオススメできる作品だ。




☆☆☆☆


製作年度: 1973年
製作国・地域: イタリア
上映時間: 116分

監督: ディノ・リージ
脚本: ルッジェロ・マッカリ/ディノ・リージ
音楽: アルマンド・トロヴァヨーリ
出演: ジャンカルロ・ジャンニーニ/ラウラ・アントネッリ/アルベルト・リオネロ/デュリオ・デル・プレト/パオラ・ボルボーニ


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テレビクルーが原子力発電所を取材中、地震に見舞われ、対応に慌てふためいた職員が大惨事に繋がり兼ねないミスを起こす。

幸い何事もなくその場は収まったが、この原発は実はもっと大きな問題を抱えていた…。





ジェーン・フォンダ、マイケル・ダグラス、ジャック・レモンの豪華キャストによる社会派ドラマ。



どこかの国での出来事と、とっても重なるストーリー。


だから、福島原発のことでパニクってる人は絶対観てはいけない。


「いや、私は冷静ですから」と言いながら被曝防止にと毎日マスクをして出掛けるあなたも同じ。


福島原発の事故がレベル7に上がったと騒ぐ君も。




劇中、原発職員が原発反対派に投げかける言葉がある。


「子供にアイスクリームを食べさせたくないのか?冬に子供が凍えてもいいのか?」


的を射たセリフだと思う。


確かに原子力はリスクの高いエネルギーだ。


だが、んなこと当の昔からわかってたことではないか。


今までエネルギー問題になど興味もなく、散々電力の恩恵を受けておきながら、メディアが騒ぎ始めて初めて原発の存在を考え、ただ危ないからと安易に原発廃止を唱え出すなんて、ちょっと子供っぽいし説得力に欠ける。


私は、賛成でも反対でもない。いたずらに反対運動を推進するくらいなら、風力だとか太陽だとか代替エネルギーの研究を応援したい。


話を映画に戻すと、まぁよく有りがちな「権力VSメディア」の闘いがメインに描かれていて、カーチェイスや銃撃などややドラマチックに展開が進み過ぎな点は気になるが、ジャック・レモンの名演技が光る良作だ。



☆☆☆

原題:The China Syndrome
製作年:1979年
製作国:アメリカ
監督:ジェームズ・ブリッジス 製作:マイケル・ダグラス
出演:ジェーン・フォンダ、マイケル・ダグラス、ジャック・レモン


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時代は十数年前。

エピソードⅠの公開を待ちきれないスターウォーズオタクの冴えない4人が、映画見たさにジョージ・ルーカスのスタジオ「ルーカスランチ」に乗り込み公開前のフィルムを盗む計画を立てたが…。




皆さんお気づきの通り、私も列記としたオタクである。

部屋はスターウォーズとETとバットマンとBTTFグッズで溢れている。

初恋の相手はマイケル・J・フォックス、理想の男はハン・ソロだ。



だがこの映画のオタク達のマニアっぷりは半端ない。

車の屋根にR2の頭部をくっつけ、クラクションはチューバッカの声。

フォースで女を口説けると信じてて、スタートレックファンが嫌い。



素晴らしい。



ところどころに出てくるビックリ豪華キャストにも興奮する。


またこいつらのマニアっぷりがスターウォーズだけに留まらないところもいい。


主人公の一人がナンパした女の子に言う。

「俺の車にはフラックスキャパシターが搭載されていて1.21ジゴワットのパワーで動いてるんだ」

こんなこと言われたら、相手がどんなブサ面でも私はその場で自分の全てを捧げてしまう。



スタートレックファンをSpock suckerと罵るところなんか、爆笑もんだ。


(cock suckerと引っ掛けてるから面白いのね。cock suckerわかんない子は辞書引いて赤面してね)


しかしこの映画で何より素晴らしいのは、待ちに待ったエピソードⅠのオープニングロールが始まった時、主人公の一人がボソッと言う最後の台詞。



「駄作だったらどーする?」



エピソードⅠ~Ⅲが世紀の駄作だってこと、スターウォーズファンはⅠ~Ⅲを無かったことにしてるって事実を踏まえた上でのこの台詞。



Excellent!



ヒロインがブスな以外に欠点の見えないこの映画、今年観た映画のベスト5には確実に入る。



ただし、「スターウォーズって何?」状態の人は観てくれるな。



☆☆☆☆


英題:FANBOYS
製作:2009年アメリカ
監督: カイル・ニューマン
出演:サム・ハンティントン
クリス・マークエット
ダン・フォグラー
ジェイ・バルシェル
クリステン・ベル
キャリー・フィッシャー
レイ・パーク
ビリー・ディー・ウィリアムス ウィリアム・シャトナー



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今日から私のルームメイトになりました。


「ガシュマルくん」


いやぁ、近所のインテリアショップで見つけたんですが、すごいでしょ?この貫禄あるたたずまい。


ジブリ映画に出て来そうなファンキーさに一目惚れ。


衝動買いしてしまいました。


さぁ、今日は飲み会。
早く支度して浅草行かなきゃ〓








と、どーでもいい日常を日記に書く「スイーツ(笑)」系女子のまね事をしてみました。