鬼  「このバカどんだけ注意してもつけっぱなし治らんな!」

 

 

 

 

夜中に電気・エアコンつけたまま寝ているバカ娘が叱られる。

 

運動神経が優れていて部活で身体を動かすことが大好きなバカは

 

疲れてそのままの状態で寝込んでしまうことが多い。

 

 

 

 

 

鬼  「お前の言うことしかこいつ聞かんでお前がちゃんとさせろよ。」

 

 

 

 

 

バカ娘、母親にだけ反抗期である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いまから約25年前、会社近くの総合病院。

 

 

 

 

主治医  「ご主人、一刻を争う事態です。この同意書にサインをお願いします。」

 

 

 

 

脂汗がしたたり落ち、どちらが患者か判別できないほど動揺するメタボ。

 

主治医に促され手術同意書にサインする。

 

 

 

翌日検査、翌々手術のスケジュールがたてられる。

 

 

 

 

翌日またしても呼び出しを受けるメタボ。

 

検査でなんかまた悪いもんでも見つかったのか・・・・

 

 

主治医  「奥さん妊娠してるようなので堕胎手術をします。」

 

       「同意書にサインしてください。」

 

 

 

 

待望の第一子。

 

 

メタボ  「なんとか子供産むことはできんのですか?」

 

 

 

主治医 「今日・明日に産まれるわけではないので無理です。」

 

 

 

メタボ  「これから子供作れるんですか?」

 

 

主治医  「可能性は低いですが今は奥さんのことを第一に考えてください。」

 

 

 

この時メタボは子供を諦めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

堕胎手術の翌日から25年間、月1度の水子供養は欠かさない。

 

 

 

 

 

 

今から15年前、水子地蔵に柄杓で水をかけながら

 

お祈りするメタボの姿があった。

 

 

 

 

 

 

「バカでもいいんで元気な子が産まれますように。」

 

 

 

 

 

律儀に言葉通りに願いを叶える水子地蔵。

 

 

 

 

 

 

お願いした手前メタボには娘のバカを注意する資格はありません。