川上 未映子さんのご本ですね。
あこがれ/川上 未映子
¥1,620
Amazon.co.jp


主人公は小学生なんです。
母子家庭の男の子と、
父子家庭の女の子。

川上さんの作品で小学生が
出てくるお話では
『乳と卵』も読みました。
乳と卵(らん) (文春文庫)/文藝春秋
¥432
Amazon.co.jp


なんだろうなぁ、
本当にうまいこと言えなくて
もどかしいのですが。

川上さんの物語の小学生って
すごくいいんです(^^ゞ
私、なんか好きなんですよね。

なんていうのかなぁ、
繊細さとか、不器用さとか。

彼らが抱く、違和感とか。

そのなんともいえない
居心地の悪そうな
ぎこちない感じに
共感と愛しさを感じるのです。

『あこがれ』を読んだ後、
ノスタルジックな
切なくも温かい余韻とともに、
心がとっても静かになったんです。

すとんと落ち着いた、というか。
ふわりと着地した、というか。

そういう読後感って
なんだかちょっと久しぶりで。

よい作品を読んだなあ。
おもしろい作品を読んだなあ、と。

心を揺さぶられた的な感動とは
ちょっと違う感動なんですが。

とってもパワーチャージできた!
そんな気がします(*^_^*)