ちょっと間が空いてしまいましたが続きの作業ですね、色々と有りまして気力が落ちてたり腰が痛かったりしてたんですねー。
前回のメタルレシーバー編の作業で、GW中に作った実験用メカボを納めて試射できる段取りが済みました。
試運転こそ出来て雰囲気ではサイクルが早そうな音で動いてましたが、チャンバー及びバレルが固定出来ず弾を撃ち出して計測ってのが無理でしたからね
で、準備が整ったので試射・・・と行きたいんですが、試運転の時に手でチャンバー周りをメカボに押し付けて動かした所で給弾不良か?と思える症状が出ました。
まー、チャンバー周りをマトモに固定出来てないから何とも言えないんですが流速M4で給弾不良を経験して試行錯誤した記憶が蘇り、転ばぬ先の杖って物が必要なんじゃないかと判断。
メカボ製作時にタペットプレートの作動範囲は現状で最大限となっている事を確認しているのでノズルが気になり、改めて調べ直してみました。
実験メカボに採用したボアアップシリンダーキット、実は何も考えず飛び付いた悪い癖が治ってないのは置いといて、今さら調べたらM4用ではないのでノズルの長さが違うっぽい💧
転ばぬ先の・・・なんて言いましたが既に転んで擦りむいてました
たぶんM4(M16)系の銃らしいしメカボはver2だし同じだろ、なんて思ってポチった自分を殴ってやりたいが可愛い奴だから許す事にする。
考えてみれば確かにシリンダーヘッドのパイプ径が全然太くてM4用のノズルが使えませんでした。
ボアアップ仕様だから太いのかなと思ってたんだけど違うのかねぇ・・・
んーーーーーーーー💧
どうすっかなーーーーーー💧💧
と悩んでも後の祭り💧💧💧
シリンダー自体がボアアップ仕様の為に内径が大きく、普段なら選び放題のシリンダーヘッドも選択肢が皆無。
とは言うものの、電動ガンのこんな小さなシリンダーのボアなんぞ5mmも違う訳でなし、何とかなるだろって感じで対策してみます
そんな訳で、お気に入りで個人的に必需品となっているSLONGのシリンダーヘッドを用意。
セクターカットにて更に1枚減らし、12枚歯セクターとなりピストンのストロークが減少、そのぶん使えるエアも減少しているのでCNCのエアシールノズルも用意し気密を取り少しでもロスを防ぐ方策を。
珍しくヘッドのパイプの一部が荒れてました。
ノズルは安いから選んだだけですけどね。
ボアアップでエアの量を補ってるけど、それでも元よりは減ってると予想してるので少ないエアを無駄には出来ないですからね、気密をしっかり取る事が大事かなぁと思います。
気密を取るのは大前提ですが、ショートストローク×ラージボアってのは高回転・高出力なレシプロエンジンの仕様に近いですね、シリンダーの中をピストンが往復するのは同じですが、
かたや燃焼・爆発のエネルギーでピストンを押してコンロッドやらクランクやらを介して出力を取り出す機械、エアガンではピストンを高速で移動させエアと共に弾丸を押し出す機械、共通する部分も有るけど作動方式は全然違うのにショートストローク×ラージボアに行き着くとは思ってなかったので面白いなぁと感じます。
ちょっと脱線したので戻します、このシリンダーヘッドはノーマルボアのシリンダー用なので気密確保性能は本来ならバッチリなのですが、大径シリンダーとの組み合わせでは頼りない感じ。
流速M4に使ったアクセレートフルシリンダーでは、シリンダー内径が僅かに細いのかキツくて入らない程だったので、少なくともノーマルボアなら気密漏れは心配要らないレベルなんですね、パト改M4にも使ってて良い感じですし。
このヘッドの良い所は、ピストンヘッドが衝突する部分がゴム成型品かつヘッド自体は樹脂製なので衝撃吸収性能が期待出来る上にゴム部分の外径がやや大きいのでシリンダーとの気密確保もバッチリ
使った事こそ無いですがG&G純正ヘッドにも似た様な構成の物が有り、そちらはヘッド自体が金属製なので衝撃吸収性能に関してはSLONG製ヘッドより劣るのではと推測してますが悪い物ではない筈。
ゴムなので耐久性や経年劣化には注意が必要かなーとは思いますが。
この、樹脂パーツとゴムパーツが噛み合っているだけで分割可能なのがキモでして、今回は樹脂部にシールテープを巻いて少し太らせてみました。
元の形状にテープがフィットして噛み合わせ用の溝も残るので一応は外れる心配も殆どなく、テープの厚みぶん単純にゴムパーツの外径を太くしてボアアップシリンダーに対応させる算段を取ってみました。
このお陰でノズルも一般的なM4用が使える様になり、本番ではパト改M4で使用中のでんでんむしが使用可能になるなどのメリットも有ります。
一般的に、シリンダーとシリンダーヘッド間の気密を改善するにはヘッドのOリング周囲にシールテープを巻く様ですね、他社のボアアップシリンダーに対してスタンダードボア用のシリンダーヘッドを使う場合はシールテープを多めに巻くみたいです。
今回はゴム部品のシール性能を信用した上で径を太くしましたが、ゴム部品の周囲に巻いても良いのかもしれません。要は漏れなければ良いのかと。
ただし絶対に大丈夫と言う保証は無いので気密をチェック
巻きが足りずに2回ほど長さを増やし巻き直して調整し、無事に気密も確保。
シリンダーヘッドが変わり寸法も変わってる筈なので、改めてAOEを確認。
よしよし、だいたい良い所で当たってます殆ど狂わなかったみたい。
これで準備は完了!
VLTOR仕様の流速M4からアウターバレルを拝借して合体し・・・
チャンバーはZC LEOPARDの同軸タイプ、パッキンは宮川ゴム、インナーバレルはマルイ純正215mm。
他の主な仕様で言うとスプリングがPDIのハイサイクル用130、バッテリーがニッケル水素の9.6V、弾はマルイの0.2gプラ、マルイ純正ベベルとBIG DRAGONのピニオンの相性か多少ギア鳴りがしてますが気にせず測定・・・
ここまで来て弾が出ねぇ
んー、実は一抹の不安をずっと抱えてたんですよLONEXのタペットプレート、メカボ前面とシリンダーの先端まで、可能な限りのストロークが有るのは確認してたけどやっぱり気になる。
流速M4で初期に使って外した物なんですが、そっちでも給弾不良が出てたし疑わしいから交換❗️
この実験用メカボでしか使いませんが弾が出なけりゃ実験も終わらないし交換しちゃうのが良いかな、羽の前面が直線形状の方がハイサイクルには良さそうなので、ボアアップシリンダーキットに続きましてハリケーンのタペットプレートをチョイス。




