皆さまお元気ですか?
コロナの流行が始まってから久しいですが流石にマスク苦手な人も慣れた頃合いかなと思います。
マスク、着用するのが普通になってますよね⁉️
マスクで目立たなくなって何か忘れてないですか⁉️
手入れが疎かになって
鼻毛メッチャ出てますよww
あ、私の経験談でした_:(´ཀ`」 ∠):
さて、今回はちょっと長くなりますが第281回ハイサイクル日記を進めて行きまーす(嘘
セミオートでは初速94m/s程度で安定してるんで、タペットプレートの作動タイミングが良くなくて初速低下を起こしてるんだろうと推測。
そもそも、ノーマル程度の秒間25発以内でもウチの子は何故か給弾不良を起こしまして、仕方なくタペットプレートの後退量ではなく後退時間の延びるタイプのセクターチップを採用してたんですけどね。
ギアも社外品に換えてしまったんで一概にセクターチップの形状が原因なんだと決め付けられませんが、9.6V駆動にて秒間およそ31発でも給弾は出来てたんで、逆に言えば秒間27発程度ならタペットプレートの後退時間はもっと短くても良い・過剰に開いているって事になる筈。
その辺りを見てみまーす

ケースを開けてメインスプリングを外し、タペットプレート・セクターギア・ピストンの位置関係を見てみると・・・
前回、12:1ギアを交換・組み込んだ際にタペットプレートの作動タイミングを確認した時にも思ってたんですが後退開始がだいぶ早い印象。
もちろん、それに伴って解放時間が長くなり給弾し易くなる訳なんですけどね。
確認した作動タイミングを覚えておきつつ、先ずはCNC製12:1ギアセットのセクターギアからチップを外してギアの突起のみでプレートを引く状態で様子を見ます。
ただしノーマルのカタログスペック以下のサイクルで給弾不良が起きてた事にも懸念を持ってる訳で、じゃあ何が原因だったか考えるとタペットプレートを確実に素早く前進させる力が足りなかったんではないかと推測。
他に何か問題が有った訳ではないんで、タペットプレートのリターンスプリングが個体差程度ながら少し弱かったんじゃないか、その位しか思い当たらないんです。考えにくい話なんですけどね。
そこでスプリングの強化品は売ってないのか探してみたら・・・無いんですね

無いなら作るしか無いんで、作るって程ではないですがカットして短くしてみました。
1巻きでは変化無さそうだし3巻き切って過剰だったら嫌だし、2巻きほどカットしてノーマル形状に曲げ加工。
これで測定した結果・・・
なんか調子良くなっちゃいましたな

タペットプレートは元のままなので、セクターギアの加工精度によってプレートを引く突起の位置がノーマルより良い方向にズレた、もしくはリターンスプリングを短縮したのが良かった、ぐらいしか考えられないですね、
サイクル上がったのに給弾不良が無くなったのは。
上から順に、マルイ純正A2、DEEPFIREのA2タイプ、そしてLONEXのver.2用。
セクターチップを外してダメなら色々と試そう、なんて思ってたんですが調子良くなっちゃったんで今回は出番無し。
これだけ羽の形が違うと良くも悪くも変化が有りそうなんだけど面倒だから今回は放置で。
なんかバルタイ調整みたいで懐かしいです、オーバーラップを取り過ぎてスカスカな特性になった感じ。
そろそろパトリオットも微調整とか詰めの作業とか、やや深い部分の作業になって来ました。
やれば結果には繋がるんで面白いですが手間も掛かりますなぁ。
と、纏めた様に見せかけて番外編。
ややディープな話かもしれんですが、もう少しだけ実験してみました。
ギア比が同じでも他メーカーのギアと組み合た場合の相性が未知数だったんで躊躇してたんですが、下手すりゃ中身(製造元とか)は同じなんじゃないかと考えてSHSのカット済みセクターギア(単品)を購入し、使用中のCNCのギアセットに編入してみました。
ギア比はどちらも12:1だし合うかもしれん、そんな程度の認識で購入そして編入。
カットオフレバーを動かすカムの頂点を3時の方向にして撮り比べたんですが、ピストンを引く13枚ギアの位置が違うの判りますかね?
もっと解り易く言うと、セクターギアの回転方向が写真だと時計回りになりますがCNCが前2枚・後1枚カットなのに対してSHSが前1枚・後2枚カットで、歯の枚数自体は何方も13枚なんです。
あ、マルイのスタンダード電動ガンのセクターギアが16枚歯なので、それに対してって意味ですね。
少し説明を加えると、セクターギアはまず自身が駆動される歯が全周に有り、その隣に並列してピストンを後退させる為の歯(今回は13枚)が有ります。
更にギアの右側面にはタペットプレートを後退させる為の突起、左側面にはカットオフレバーを跳ね上げる為のカム山があり、一つのギアで諸々の駆動タイミングを司ってます。
カット済みのSHS製も自前でカットしたCNC製も歯の枚数は同じ13枚ながら、その13枚の歯の列に対して突起とカム山の位置が違って来ます。
これは、ピストンの作動タイミングに対してタペットプレートとカットオフレバーの作動タイミングが変わって来る事を意味します。
CNCはマルイ製ハイサイと同じタイミング、試しに編入したSHSは歯1枚ぶん遅いタイミングでタペットプレートとカットオフレバーを動かす形。
SHSの方が発射後に歯1枚ぶん遅れてモーターを止めるのでプリコック気味になるんじゃないかと、そこに注目した訳ですね。
私のパトリオットはFCUの組み込み時にカットオフレバーこそ外してはいますが、カム山の動きをFCUのマイクロスイッチで拾ってセクターギアの回転を感知して各種作動をさせているので、カム山の位置の違いが影響するのではと思い試してみた次第ですね。
だってT238ってばプリコック機能搭載のクセに設定しても殆ど機能してないんですもの

良い方に影響してくれる事を期待しつつ撃ってみたら、ギア鳴りは無く他ギアとの相性は悪くなかったですが給弾不良が起きました。
と言う事は、SHSギアを使うならタペットプレートの後退開始を少し早めて(マルイ純正相当まで)やれば使用可能じゃないかと推測できます。
ただし、カム山の位置が遅れる事に関して特にメリットは無かったんで、少なくともウチの子には何も問題無く作動したCNCギアセットをそのまま使えば良い様です、カット位置が変わっても歯1枚ぶんでは大差が無く効果を感じられなかった、って結果が出ました。
カム山が少し遅くカットオフを掛けると、純正タイミングより少し遅くモーターを止める事でピストンの停止位置が変わるのでは?と言うのが端的な疑問でした。
次世代G36Cに取り付けたスリムステップ3も恐らく通電時間の延長で発射後にもモーターを回してプリコックさせているので、似た効果になるのかなーと組みながら思ってたんです。
結果は、機械的にプリコックを狙うなら、例えば13枚まで間引きする場合は前をカットせず後3枚カットぐらいまでしないと効果は無いかもしれないですね。
検証してないんで確証は無いし仕様(特にサイクル)の違いでプリコック効果も変わってくる筈ですけど、後3枚カットだけでは足りない可能性も大きいですし。
いやー、SHSのカット済みセクターギアの商品画像を見てて位置の違いに気付いた時は、これ不良品なの⁉️とか思ったんですが東京マルイの製品が絶対的な正解って訳じゃないなとも思ったんで物凄く気になってたんですよ、使ったらどうなるのか。
SHSとしての正解となるセクターカットを施したギア、試さないと判らないしギア単品なら比較的に安価、後は手間さえ惜しまなければと・・・
まー、好奇心に抗えなかっただけなんですがね。無駄な出費と言えばそれまでかなー( ̄∀ ̄)
総合すると、マルイ純正タペットプレートにCNC12:1ギアセットをそのまま使えば問題無い所までは確定。
しかーし、電圧の問題なのか何なのか謎の作動不良が偶に起きてたけど本格的に不動に

とりあえずCNCギアセットに戻すべく分解して損傷を確認したけど機械的な部分に問題は無かったんで組み戻し。
組み戻し後にセミ一発のみ動いたものの、その後はトリガー操作にもセレクター操作にもビープ音が鳴り反応するけど不動化

モーター替えて電流量が変化してT238がエラーを多発する様になっちゃったのかなーって思ってたんですが、秒間およそ31発を記録した辺りでトドメを刺した気がします

もしかするとT238のマイクロスイッチがダメになって来てるのかもしれないんですけど、そこまでは追えてないですね原因を。
んー。
メカボ内の機械的なトラブルは分解・確認時にも特に無かったんで電装トラブルと推測。T238は面白かったけど、光センサーとか磁気センサータイプみたいな無接点式じゃないと耐久性に難が有るのかも。
FCU外してビルトインタイプのmosFETに交換しちゃいました。
今回は余計な機能もなく単純にビルトインで場所を取らないJEFTRONにしました、アクティブブレーキも無い奴です。
メカボ閉じてから撮り忘れに気付いたの(´;Д;`)
ウチの子はねー、後方配線化しつつバッファチューブ(ストックパイプ)に無理矢理にニッケル水素バッテリーを押し込んでるので、mosFETを納める場所が無いんですね。
秘密裏に作ってる別仕様のM4も、当初はヌンチャクバッテリーをクレーンストックに納めてバッファチューブ内にmosFETを入れてたんですが、バッファチューブの組み付けやら何やらでやっぱりビルトインタイプに。
後方配線にしたM4は特にレイアウト厳しいっすな、取り回しは良いんだけど。
配線は引き直しまで必要無いですね、幸に元のT238と同じ位置かつ同じ3線式なので長さを調整しつつハンダ付けして、寸足らずになった信号線のみ引き直して完了。
問題が起きなければ今回の仕様で暫くは行きたいので、スティンガーのショートストロークスイッチも晴れて採用❗️
長くなったけど、やっと組み上がった

最後にまとめると、私の組んだパトリオットの仕様では
8.4Vニッケル水素駆動(AKタイプ)
12:1ハイサイクルギア
マルイ純正タペットプレート(A2)
ハイスピードモーター
mosFET
ちょっと弱めの激安バッテリーかつフル充電じゃなかったんでアレですが好調なら秒間26〜27発は出る筈です、以前のテストでその位出てましたからね・・・出てると良いなぁ今も💧
こんな感じでしたが充分な気がします。
結果的に嵩上げしてピストンの重量も増えてこの位だから妥当なのかな、モーターの特性から考えると9.6Vを使うかリポバッテリーの使用が正しい運用な気もしますしね。
やっぱりね、ハイサイクルで弾をブチ撒けるのは気持ち良いですよ。
FCUが使えたらもっと良かったですが、エアガン一梃買える様な高級品じゃないと厳しそうですし、ハイサイクルなら尚更な気がしてます。安定した動作にはリポバッテリー化も必要になって来そうだし。
シューティングレンジで早く試射してみたいけど、寒くなって来ちゃったなぁ・・・_(:3」z)_