仲間のMP5も引き渡し前にホップ調整レバーの支持剛性アップの小細工を施して完成、私のパトリオットも電装系の作業が終わってるし、だいぶ経ちましたが先日No.9さんで筆下ろしを終えた次世代G36Cを開けちゃいました。
コロナの影響で散々見合わせてたけど近日中にシューティングレンジに行く予定なので、微妙に時間あるから間に合えば良いかな的に着手。
など、先を見越しての部品交換と一部のアップグレードを兼ねた作業になります。
では先ず今回組み込むパーツから。
ORGA 次世代用メタル軸受
ライラクス ハードピストン
ライラクス ハードシリンダーD
KM企画 0.9JスプリングL
マルイ 純正セクターギア
STACK ショートストロークスイッチ
ファイアフライ でんでんむし
本来なら軸受・ピストン・セクターギアの交換で終わる所、ついでに交換が多いのは毎度の悪いクセなので気にしない😑
特に0.9JスプリングLに関してはついで過ぎるチョイス。
試射会での筆下ろし時、飛距離も命中精度もまずまずだったしリコイルショックで多少のブレが出たのは当然なんですが、40mのターゲット付近で左右にバラけたので、予定してなかったでんでんむしも追加。
まあ、後半の弾道のバラけはパワーやホップの回転力も大きく影響してる筈なんででんでんむしを装着するだけで治まるとは思ってないですけどね。
ちなみに、SHSのハイトルクモーター採用のお陰で回転数が下がり連射サイクルが下がっております。
元のオーナーさんが恐らく9.6V以上のバッテリーでブン回してたんだと思いますが、ラックギアの2番目の歯が削れてたし吸気穴つきピストンヘッドの採用により購入時よりもサイクルが上がって危険だったので落としたかったんです。
結果的にですがサイクル落ちて助かりました。個人的な印象ですが秒間18発以上になると2枚目の歯が接触しそう。
メタル軸受への交換作業も初めてじゃないんで緊張しなくなりましたw
元の軸受が入ってた穴を綺麗にして脱脂・乾燥したら嫌気性の接着剤をつまようじ等を使って塗布しつつセット。
最終的にはメカボのケースに軸受がシッカリと押し込まれ密着した状態で固定されれば要らないツールではありますけどね。
腕や経験の無い私には有難い。初めて交換した仲間のMP5でも使いましたが手軽で良いですね。
ちなみに軸受の厚さが変わるので各ギアの寄りも変わりますね、セクターギアも交換するし後でシム調整をキッチリやります。
今回は各ギアの遊びが0.1mm以内になる様に調整してみましたがジジイは疲れから途中で集中力が落ちて来て大変でした

メタル軸受の固定待ちの間に、同様にロックタイトの硬化に時間がかかるハードピストンとペンタホールヘッドを組み合わせておきたかったんですが、
ピストンの交換でAOEがズレた場合には調整作業が必要になるので我慢。
やる事無いからハードシリンダーの中を軽く磨いておきますかね。こちらはノーマルシリンダーに磨いても消えない摩耗痕が有ったんで交換。
パトリオットにハードシリンダーEを使った時は大丈夫でしたが、今回の物は指で触れた時に加速穴付近に引っ掛かりを感じたので処理してから研磨。もしバリが残ってるとピストンのOリングがすぐに寿命を迎えます

ちなみにですね、Amazonでライラのハードピストンを探す時に『ハードピストン』で検索したら、ライラクスの製品が出て来る前にA⚫︎作品がずらずらと出て来て非常に恥ずかしかったりします(*´Д`*)
あとですね、エアガン関係のパーツばかりAmazonで検索してたら、基本が18歳未満禁止の商品ばかりなので検索履歴がソコに反応したらしく、検索バーをタッチした瞬間に未入力にも関わらず『ローション』とか『オ⚫︎ホ』とか候補が出てきて非常に恥ずかしかった事も有りましたww
これは流石にクレーム入れたら無くなりましたけどシステム雑過ぎw
あ、今回も脱線しましたね、話を元に戻します

接着剤の硬化に丸一日ほど放置したので軸受はOKな筈。硬化後にも治具のシャフトを手で回してスルスルと抵抗無く回れば大丈夫です。
ハードシリンダーの内部研磨の他に同じく新品の純正セクターギアも新品なので軽く面取りなど行っておきました。
んで、軸受が固定されてギアの位置もより確実になったんで、ここに仮組したペンタホールヘッドとハードピストンを更に配置してAOEを確認してみます。
最前進位置にあるピストンをセクターギアが引き始める時のギア同士の接触位置(角度)の事ですねAOEは。
接触位置が悪いとセクターギアの歯がピストンのラックギアの歯を後でなく斜め上に押してしまうので、抵抗になったり酷い場合はピストンが破損するとか。
今使ってるKM企画のペンタホールヘッドのみ組み込んだ時、ヘッド自体の厚みがノーマルと同じだったんでスルーしちゃいましたが、本当は随時気にした方が良いのかもしれないですね、工業製品かつ量産品なので寸法誤差は必ず有るし社外品を組むなら尚さらですな。
今回の作業でピストン周りが中のウエイト以外は全て社外品となるので、寸法が変わってもおかしくないから確認。
程よい感じに接触位置を下げられました。
もしかするとノーマルでも調整したら変化あるかもしれんですね。
面倒だから検証しないけど

さて、ピストン周りも決まったしギアの表面処理を・・・と言いたい所ですが、仲間の銃と違い私の銃なので頻繁にメンテナンスも可能ですし、特にギアの表面処理を行わずにゾイルグリス、赤グリス、青グリスを使い分けて塗布して組み上げちゃいます。
後で調べたらスティンガーさんからも適合品が出てたんですね、パトに使って好印象だったんで、そっちでも良かったかも。
ここはメーカーサイトで機種別に取り付け説明ページが用意されてるので割愛しますが、指定では1.5mmのプラ板を貼るところを私は1mmにしてみたんですが問題は無いですね。
これでスリムステップ3の効果も更に向上します。
G36は割りとトリガーストロークが長いと言うか深いんで、これで更に銃のブレによるセミオート時の命中精度低下を起こす前に弾が発射されます。
よーし。
内部を磨いたハードシリンダーも含め各パーツを組み込み、メカボを組み上げます。
今回採用した0.9JスプリングLですが、本来はG36Cよりインナーバレルが少し長い280mm前後の次世代電動ガン用ですね、ノーマルより少し硬ければ良いかな程度の考えで買った物です、もちろん組み込み前に一晩縮めておいて初期のヘタリを出しておきました。
これに対してインナーバレルは、装着済みのマルイ純正300mmバレルと、マッドブルの285mmタイトバレルとをオプションとして用意。
スプリングとバレル長は、メーカーが意図したマッチングになるので悪くないかと思います、もう少し強くしたいならスプリングSを採用すれば良い訳ですし。
パトリオットに続きG36にも今回採用したライラクスのハードシリンダーDですがインナーバレルとの相性はどうでしょうかね。
パトの場合、ハードシリンダーEが想定してるバレル長の範囲の真ん中ぐらいが一番良くて、215mmと247mmより229mmバレルでの初速が一番高かったんです。
今回はどうですかねー、285mmのみタイトバレルですが260mmと300mmはマルイ純正の6.08mmボア。
色々と気になる事が多いですな

組んで試射してみないと素人の私には判らないんで、試射してデータ取って・・・
アウトでした💧
初速103m/sだってよ💧
一応、300mmで初速オーバーだったから260mmに交換したけどギリギリでアウト

260mmバレルだと10発撃ったら半数は0.99Jだったんで諦めて、なんとか247mmバレルで収めた感じです。
組み上げてバッテリー繋いで動かしてみた時に、なんかパワー有りそうな発射音してたのでヤバいかと思ったらやっぱりダメでしたね。
結果は誤魔化して何とか規制値クリアでしたが良しとしましょ。
元から強くないスプリングを採用してるモデルなんで、個体差こそ有れこの位のスプリングでもオーバーしちゃう事が有るんですねー。
一先ず終わりましたがスプリングを少しカットしてバレルを戻すとか試してみるのも良いかな、それ以外は保守的な整備でG36Cは十分かも。
スリムステップ3取り付け時に、途中から継ぎ足す形で終わらせてある配線を綺麗に引き直したい所ですが不具合が起きた時の修理か次のオーバーホール等と同時でも良いかな。
筆下ろしの時にはカスタム済みのパトリオットに対して色々と見劣りしちゃって不満が有りましたが、今回は仕上がりがどうか気になります。
筆下ろし試射会で、そこそこの飛距離は出るんだけど弾道に力が無く頼りない感じで、なんとか40mのターゲットに当たってました。
パワーも上がったんで改善されてると良いんですけどね。
チャンバーパッキンの選定がまだですが、そこはロングレンジで実射しないと判らないのでお預け。
前回と比較したり時間をかけてゆっくり色々試すにはNo.9さんを再訪すべきなんですが屋外ですからねぇ、暑くて嫌なんですよね夏場は
