前編から続きます。
前回は軸受トラップに引っ掛かりドタバタしてましたがメタル軸受の採用で事なきを得たので作業を進めて行きます。
後半も乗っけからソレですが行ってみましょうかね

あ、誤爆しました。
先ずはピストンレールの研磨です、相変わらず量産品らしくエッジが有るので丸めつつ表面を研磨。微妙にピント合ってないけど。
今回は金ヤスリ➡︎耐水ペーパー➡︎ピカールで仕上げ。
と言ってもヤスリ系は凸部の面取りだけで使用、後はひたすらピカール。前回のA1よりバネレートが高くなるんでフリクション低減が更に大事になるので少し慎重に。
レールの幅は変えずエッジを丸め、細か目のペーパーで仕上げつつ、ピカールで研磨して面粗度を上げるイメージです。
ちなみにA1でもやりましたが、タペットプレートがスライドするレール部分もピカールで研磨してます。
今回の純正ピストン、ヘッドとの合わせ面が凸凹してて座りが良くなかったんですよね。
金属歯の溝部分が出っ張ってる形状だったんで切除したんですが、更に成型時のヒケが割りと凄くて密着しないの。
面の角度を変えない様に、平坦な面に耐水ペーパーを敷きピストンを回転させながら軽く面研磨して、やっとヘッドがピタリと密着。
純正ピストンAssyにも種類とか有るんでしょうね。
写真で判りますかね、ヘッド底面がゴム成型品になってて、ここでピストン激突の衝撃を和らげつつシリンダーとの気密もバッチリ取れる構造なんですね。
個人的にお気に入りでパトにも使ってます。
微妙な差なので写真では判りにくいんですが、シリンダー後端とラックギアの谷の位置関係が少し違う所で判るかな?
AOEとしてはセクターがピストンを真っ直ぐ後ろに引く形に僅かながら近くなるので結果オーライなんですが、弊害でラックギア2枚めの歯とセクターが当たりそう。
ケースを閉じてピストンを左右から挟んでしまえばピストンが正規の位置になり高さがもう少し上がりそうですけどね。
色々考えたんですが、やっぱり衝撃吸収構造は捨てられないです。メカボのケースが割れたら困るので。
初速には関係無いと思われるんで良しとしてカットしました。
更に進めます、これまたお馴染みのゾイルグリスを金属同士の接触部分に塗布してメカボにギア類のみ組み込んで閉じ、弱い電圧で回してギア類の表面処理を行います。
メタル軸受は焼結合金なのでグリスが染み込む訳ですね、なので引き渡し後のメンテナンス頻度やら何やらを考慮して赤グリスで仕上げたいのでゾイルグリスは使わなかったです。
染み込んだゾイルグリスと組み付け時に使う赤グリスが喧嘩してはいけないので。
今回もやっぱりノイズ減りました。表現するの難しいんですが『シャーシャー』系のノイズが減りますねゾイルグリス使うと。
終わったら全バラ、各部品を洗浄してギア周りは完了、組み付け時には赤グリスと青グリスを塗り分けます。
MP5、通常分解が本当に面倒なんですよね。
ギリギリを狙ったら初速が出過ぎた場合、M4みたいに簡単にインナーバレルを交換して調整ってのが出来ないんで、スプリングのヘタりを見越して組み上げないといけません。
じゃあ、どうするか⁉️
開封後の自由長が約175.5mm、一晩放置して起きたら圧縮を抜き放置して出勤、帰宅して計測した自由長が約174mm・・・
恐らく圧縮初期の反力とかも弱くなってる筈だし自由長も少し減ったけど、それでも硬いのは流石の90スプリングって所でしょうかね、メカボを閉じる時に少し気を遣いました。
なんかスマホの調子が悪くてまた誤爆しちゃいました何故だろう。
パトリオットから外したSBDをモーターに・・・
へー、EG700ってネジが無くて普通には付けられないんですねSBD

ちょいと調べたら裏技的に付ける方法を見付けたんで、真似して何とか取り付けて完了。
インナーバレルは純正長のまま徹底的に清掃し、うましかとなまずを組み込みましたがホップ機構の保持力が弱くて微妙に調整レバーが押し戻されますね。
これは撃ってみないと判らんなぁ。
てか基本設計が古いのを軽くリメイクしたの頃合いも結構昔なんでしょうねMP5は。
それは仕方ないんだけど洗練されてないと言うか機能的ではないと言うか、やっぱり最近のモデルの方が良く思えますわ。
以前やったM4A1よりインナーバレルが短い事からスプリングを1ランク硬い物にしたんですが、どうでしょうか・・・
あ、ヒューズ切れました💧
元が15Aだったんで容量を上げて・・・
思った程に初速が上がらなかったけど、充分っちゃ充分ですかね。
一応、サイクルは0.7発/sほど落ちましたがもっと落ちるかと思ってたんで御の字。
初速も95m/sぐらいまで出るのかなと思ってたら最大でも92.4程度だったんで、我がパトリオットと同じ位だし扱い易く良く飛ぶんじゃないでしょうか。
そんな感じで無事にカスタム終了しました。
いや無事じゃねぇけど

今回も何だか生傷の絶えない作業っぷりだったな俺様、さすが素人

届いた樹脂軸受を嵌めた瞬間の緩さ、あの感触は忘れられないですよ、忘れる為にオッ◯イ揉m・・・・・
本来ならメインスプリングが硬くなっているのでピストンを後退させるのがキツくなりサイクルがもっと落ちる筈なんですが、やっぱり吸気穴つきピストンヘッドは必需品ですな。
樹脂製なので重量増の心配も無く、吸気穴のお陰でピストン後退時のシリンダー内の負圧が減るので引きが軽くなり、後退時間が短くなるので穴無しピストンヘッドよりサイクルが早くなります。
Oリングのライフは短くなるらしいですがオーバーホールすれば良いだけの事。
スプリング交換によってピストンの前進速度が上がってシリンダーヘッドに衝突する際の衝撃は確実に増えるけど、採用したシリンダーヘッドのお陰で緩和・・・してる筈💧
まだ未知数ではあるけど、部品の特性や組み合わせ次第ではカスタムした割には耐久性もそこそこ有る銃に出来そうな気がします。
さー、試射会ですな。
暑いから屋内レンジの方が良いのかなー、場所を変えれば通年楽しめるってのも趣味としては有り難い

今度は千葉じゃなく神奈川方面に行ってみましょうかね、コロナ次第ってのも有りますけど
