我がパトリオットのストック部分の加工が済み、AKタイプのニッスイバッテリーが納まる事も確認出来たんで、次のステップとしてメカボを開けて行きます。
0.9JスプリングLへの換装
ピストンヘッドを純正に戻す
エアロシリンダーヘッドの組み込み
後方配線化
シリンダーをタイプEに交換
など、メニューは割りと多いですが全くの未知数であるシリンダー交換に際して、先ずその比較や検証をしながら効果を確認します。
材質や表面のヒートシンク形状など見て判る違いも有るけど、そこは面倒なので放置

最大の違いって加速ポートの位置だと思うんです。
このポートより前方の容積がメカボから送り出せる空気のキャパになってます。
インナーバレルの長さ(バレル内の容積)に対してシリンダー容積が足りないと、弾がバレルから出る前にメカボから吐出される空気が息切れして加速し切れない事態になるっぽい。
もう一つ、ポート部分をピストンヘッドのOリングが通過している時は圧縮工程に無いので、イメージする程の圧縮は行っていないながらもポンピングロスが無い為にピストンが加速し易いのではないかと、私は思ってます。
シリンダー内壁とOリングが接している面積も減るので、フリクションロスもポート通過時は減ってる筈です。
だから加速ポートと呼ばれているのではないかと・・・素人ながらに推測してます。違ったらゴメンナサイ(*´Д`*)
内径
マルイ 23.9mm
ライラクス 23.7mm
ポート長さ
マルイ 15.25mm
ライラクス 15.1mm
ポート数
マルイ 1個
ライラクス 4個
ポートから前の長さ
マルイ 43.4mm
ライラクス 40.25mm
こんな数値になってます。
ライラクスの方がポート数は多いですがポートの幅は純正シリンダーの1/4ぐらい。トータルで同程度に近いと思われます。
興味深いのは、ライラのシリンダーEはバレル長201〜250mmに適合でありながら純正シリンダーよりポート前端からシリンダー前端の長さが短い事。
内径も0.2mmほどライラクスの方が細いです。
寸法だけの話で言えば、今回のシリンダー交換によって有効エアの量が減る事になります。ライラクスなりの適正容積なのかもしれませんな。
後は組み付けて実際に初速やサイクルに変化が出るのか試してみるしか無いので、飽くまでもシリンダー交換と内壁へのグリスアップのみ行い試射可能な状態に。
もちろん、前回と同条件にすべくミニSバッテリーもフル充電。
連射サイクルは
結果は、初速が2〜3m/sアップでサイクルが2〜3発/sダウンって所ですね。
単純に初速がダウンしてサイクル変わらず、なんて予想してたのと全然違いました

これ踏まえて、スプリングLに換装してサイクルを僅かでも取り戻しつつシリンダーEを継続使用、必要に応じてマルイ製247mmインナーバレルに換装で良さそうに思えました。
さて番外編。次回は更にスプリングの換装を行う訳ですがピストンヘッドSHを外して純正ピストンヘッドを使用、ただしライラのスプリングガイドは継続使用するので以前の測定結果からスプリングに約4mmの嵩上げを施した状態になります。
仰々しく自作スプリングコンプレッサーと言う程のものじゃないんですけどね

線間が無くなるほど密着・圧縮させた所から僅かに緩めた状態で約48mmでした。
なんとなーくですが、ピストンの最後退位置でスプリングが53mm(+5mmの余裕を見ました)以下にならなければ良いのかなと思いました。
ピストンをギアで動かして後退し切った位置から算出した、最圧縮時のスプリング長はライラのガイド装着状態で約62.82mmでした。
もちろん、測り方や個体差で変わるので飽くまでも参考値として記載しておきます。
と言う事は約10mmまでは嵩上げ可能な様です。仕入れた純正ピストン内の深さを測った結果、純正ピストンassyに戻す事で更に3mm嵩上げした状態になる様です。
なので、次の作業時にはアングスのもりもりドーナツを少しばかり足してみます。
これで方向性も更に絞れました。
面白くなって来ましたよ
