トビラヲアケタラ

カイブツガイルヨ


怖い

お腹の底から感じる


コワイヨタスケテ


でも私は醜いからお姫様にはなれないの


私は醜いから誰にも守って貰えない

だから戦うしかないの


守って貰えないから守る側になるの


デモコワイ


怖いと思うから怖いだけ

強くならなきゃ私は強くならなきゃ価値が無い

醜いから他の全てを頑張らないと認められない

泣いても醜いだけだから私の涙にも価値は無い


コワイサビシイ


オトウサンモオカアサンモ

ワタシノコトハカワイクナインダ

ダカラワタシハモットガンバラナイトダメナンダ

モットガンバッテイイコニナラナイト

カワイガッテモラエナインダ


扉を開けたら


何も居ない


誰も居ない


最初から扉の向こうには何も誰も居なかった


私は何を恐れていたのだろう?

私には最初から何も、誰も居なかったのに

私は1人、焦っていた。

利用した事の無い駅から乗った新宿へ向かうはずの電車が

一駅で新宿に到着する筈の電車が

知らない名前の駅を幾つも飛ばし未知の方向へ私を連れて行こうとしているから。

柔らかい笑顔と澄んだ歌声と和気藹々とした楽しい楽屋が遠ざかっていく。

初めて聴く名前の駅でやっと停止した満員電車から降り、新宿へ向かう電車に乗り換えた時、既に時計は開演5分前だった•••••••。


今日はJoy Ride vol.330、

成田 忍さん率いるURBAN DANCEの40周年記念イベント。

成田さんから『もしお時間あるようなら是非』とお誘い頂いていたが

お時間あるどころか無かったとしても作って伺います!くらい楽しみにしていたイベントだ。



新宿駅を降りて一瞬途惑う。

LOFTへの最短ルートはこっちだけど、考えていた差入れを買えるのは逆方面。

余裕を持って楽屋へ到着予定だったのに、既に開演時間を過ぎている。

と頭では悩みながらも私の足は既に歌舞伎町方面に動いていた。

そうだあのお店のドーナツにしよう。

手土産としては定番だし、今ならきっと期間限定品もある筈•••••••。


歌舞伎町の人混みの中を迷わず進み、目的のドーナツを20個買い

箱を抱えて楽屋へ急ぐ。

URBAN DANCE 4人

上領 亘さん

新宿ゲバルト2人

合計7人と同人数のスタッフさんと考えても足りる筈•••••••


こっちの楽屋•••••••で合ってるわよね?

そっとドアを開くと

『あ〜!お疲れ様〜!いらっしゃ〜い!』

聞き慣れた優しい声が出迎えてくれた。

「こんばんは〜」

楽屋を入ってすぐの椅子でメイクを施されているのは•••••••

上領さんだ•••••••

えぇ?全然変わってない様に見えるんだけど一体お幾つに•••••••


そして定位置?的なソファ席に『ここどうぞどうぞ!』と通して頂き

そこで紹介して頂いたのがURBAN DANCEのベース、小山謙吾さん。

背高い、、、と言うか足が長い•••••••。

思わずこっそり足元を確認してヒール履いていないか確認してしまった(スニーカーだった)。

長い足とスラッとした身体の上に柔和だけど悪戯っぽい笑顔の渋いイケオジ。

それが小山さんの第一印象。


続いてご紹介頂いたのが松本浩一さん。

URBAN DANCEのパーカッション(と言えばいいのか?)。

『どうも〜!』

こちらは悪戯っぽさ全開の人懐っこそうな笑顔。

ニコニコニコニコしてらっしゃる。


で?成田さんは?

と振り返ったら、軽食をモグモグ中の成田さん•••••••

『えぇ?成田さん?』

「この時間お腹空くから•••••••」

「ドーナツあります!」

『ドーナツとコレ(軽食)合わないよ〜笑』

苦笑する成田さんに

『いや、合う合う!』

『おかずだよおかず!』

と周囲から総ツッコミが入る。

こうして楽屋にお邪魔して数分で、初めましての方が半数を占める楽屋が

あっという間に楽しい空間に変わった。


「今ってもうゲバルト?」

『うんもう始まってるオンタイムだから』

あぁ、残念、モニターの音が全然聞こえない。

でもこの楽しい空間からでてフロアに行く元気は無い。

今日の為に調整をしたものの、体調は相変わらず悪く

30分間経ち続ける自信が無い。

この体力は今は未だ取っておかねば•••••••。


和やかで楽しい会話で溢れる楽屋。

時々鋭いツッコミが入るのは関西出身者が多いからか。

ふと見ると上領さんがメイクを終えてスタンバイ状態。

静かに楽屋から出て行く上領さんを見送り、少し人数の減った楽屋でURBAN DANCEの面々も少しずつ準備を始めた。


「今日も写真撮りましょう」

『どんどん撮っていっぱい載せて!』

前回のライブの際のアー写?とライブ写真を成田さんが喜んで公式Xにも使用して下さったので

今回も喜んで貰える写真を撮ろう。

成田さんにも、成田さんを大好きな人達にも。


松本さんがご機嫌な様子で衣装に着替えている。

下半身が下着と靴下だけの松本さんに小山さんが

『それでステージ出たら』

と言うので

「そうしましょ!きゃーカッコいい〜!」

とカメラレンズを向けると何故かポーズを決める松本さん。

『SNS禁止やねん•••••••デジタルタトゥーなるからなぁ』

「え、それおねだりですよね?」

一同爆笑の中

『いやいやいやいや•••••••』

と崩れ落ちる松本さん。

「今ムービー撮ったんでw」

『マジで〜?』

マジです。


モニターから上領さんの演奏が聴こえてくる。

和楽器の嫋やかな音色と冷たく冴えたドラムの音。

「ドラムのソロ•••••••」

『ねぇ?凄いよなぁ』

時折皆が聴き入っているのが分かる。

今日の為に選ばれた曲、上領さんが今日の為に選んだ曲を。


『メイクって出来る?』

「出来ます!お手伝いしましょうか?」

『わー、助かる〜』

成田さん•••••••良いのですか?

私は変態ショー用のショーメイクですよ•••••••

本当に良いのですか•••••••?

そんな私の心の声が聞こえたのか、

小山さんと松本さんが

『好きな様にやっちゃっていいよ!』

『40周年なんだから!派手にやっちゃって!』

と唆してくる。

「KISSみたいに?」

『いいね〜‼︎』

奇しくも昨日Ace Frehley亡くなったしね•••••••

追悼の意を込めて

「ちょうどシルバーのアイシャドウ持ってるし!」

少し困った様に笑いながらも任せて下さる成田さん。

鏡で確認して頂いたら

『へ〜、こんな風に出来るんだ〜』

と喜んで下さった(シルバーはベージュと混ぜて眉に使った)。


ネクタイは用意した数本の中から小山さんと松本さんと一緒に選んだ。

大柄な菱形模様のデザイン。

成田さんがジャケットを羽織る。

皆でステージ袖に向かう。

とその前に。

「メンバーのバックステージ写真を撮りましょう。」

3人バージョンと、サポートのモモちゃんも参加の4人バージョン。


そして成田さんのソロバージョン。




先程迄のふんわりとした優しい表情から

アーティストの表情に変わった成田さん。


ステージ袖の横のドアからフロアへ。

今日も関係者一同で集まってワイワイ観られるかしら?

そう思いながらフロアを移動すると

居た居た皆さん••••••あ!ベンさん!

何の約束もなかったけれど、今日は会える気がしてた。

「あれ?コーイチローさんは?」

居るに決まってるのに姿が見えない。

『コーイチロー、来てる来てる、何処かに居る』

「背高くてすぐ見付かるから探してくる〜」

案の定すぐに見付かったM-AGEのコーイチローさんと共に関係者一同の元へ。

成田さん繋がりだし、とベンさんとコーイチローさんを双方にご紹介。

すると何と同じレーベルに所属していた事が判明した。

狭い業界の素敵なご縁を幸せな気持ちで眺めていると、フロアのライトが落ちた。


いよいよURBAN DANCEのステージが始まるのだ。










うそつき。


そう言って責めるのは簡単。

どす黒い感情をぶち撒けて

全部ぶち壊すのは簡単な事。


けれど


本当だった言葉を

私が間違えたが為に

変えてしまったのかもしれない

結果的に嘘にしてしまったのかもしれない


ふとそう思い言葉を飲み込む。

飲み込んだ言葉は私を蝕む。

蝕まれた心はすぐに澱む。

澱んだ心は静かに萎む。


嗚呼、終わりの日を決めなくちゃいけないわね。

好意も興味も失っているのに笑顔を作らせるのは可哀想だわ。

月の光が
私を優しく包み込んでくれていた頃
私は満ち足りていた

けれど月が見えなくなり
私は凍え
深い海に沈んだ

新しい月の光が再び私に優しく降り注ぎ
凍えた私を毎夜少しずつ温めてくれた
だから私は
月と共に在りたいと願った

しかし月は急激に欠け始め
私は凍えて
小さな月光蟲となり消えた

No, preferably, I died a thousand times and I wanted to be died by you.

When I felt your gentle breath on my throat,

When your cold fingertips touched my carotid arteries,

I really wanted you to kill me.