昨日、近畿大学主催の公開講座へ参加してきました。

 

もちろん、お目当は『うなぎ味のナマズ』と『におわないブリ』です。

 

テレビなどで存在は知っていたのですが、これまで食す機会はなく

 

名前に惹かれて申し込んでしまいました。

 

前半の講演が終わり、ついにその時がやってきました。

 

冷めた状態で、一切れだけ出てきたのですが、恐る恐る口に入れると・・・

 

ん〜・・・確かにうなぎ味と言われると・・・

 

ってなことで、それほど感動するものではなかったですね。

 

ふつうにうな重を想像してしたので(笑)

 

でも身はナマズですが、ホカホカのご飯にのせて食べたなら

 

ふつうに美味しいと思います。

 

この公開講座に参加した理由は、食べること以外に近畿大の取り組みに興味があったからです。

 

彼らは自分のところで開発したものをちゃんと社会に流しています。

 

経済がうまれているんですね。

 

すごいですね。

 

大学が株式会社をつくり、大学で生産したものを世界へと販売していく。

 

国立大学を卒業した者にとっては、驚きですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前回のブログに書いたように

 

私は、これまで自己完結してしまっていたんですね。

 

見たもの、経験したもの、学習したもの、感動したもの・・・

 

すべて自分のなかで止めてしまっていたんです。

 

松浦弥太郎さんが言うには

 

自分がこれまで受け取ったものを誰かの幸せのために使えば、そこで経済が生まれる…と。

 

でもただ流すだけじゃ、経済は生まれない。

 

ここにとてつもなく高い壁がある。

 

 

 

 

 

松浦弥太郎さんの著書『センス入門』の一節

 

 いわゆる「美しいもの」を手に入れたとして、その「美しいもの」に自分が触れる、そして自分が感じて、自分のなかで美しい発見があって……それでは次に、それをどうすればいいのでしょうか。

 

 答えは、循環させていくということです。「美しいもの」があったら、その魅力を自分のところでせき止めてはいけません。独り占めしないということが大切です。

 

 それを今度は自分が、別のだれかに渡していったり、伝えていったりしなければいけません。暮らしのなかで、あるいは自分の仕事の場で、自分が得たリターンを流していかないとだめなのです。

 

 なぜかというと、動かしていかないと、そこには経済が発生しないからです。

 

                〜松浦弥太郎著『センス入門』p.150より引用〜

 

 

 私が本を読む際、大事な箇所にはポストイットを貼って何度も読み返せるようにしているのですが、改めて読み直してみて、この数行の文章のなかにとても重要なメッセージが含まれてると思うのです。

 

 私自身、これまで30数年生きてきて、蓄積されたものを自分のところでせき止めてしまっていたわけです。勿論そこからは何も生まれません。

 

 すべてにおいて自己完結してしまっていたのです。

 

 その点の反省をふまえ、まずはこうやってブログという形で社会に流していくことをやっていこうと思っています。

 

よろしくお願いします。