愛護活動をされている方々のブログを
いろいろと見ていたときのことです。
悪徳ブリーダーのことについて書かれていた記事があったので、
転載させていただきます。
以下、保護猫カフェ『ねこかつ』
さんからの転載です。
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悪徳ブリーダーの問題にかかわったことがあります。
(写真はブログ『純情仔猫物語』より転載させていただきました)
当時のニュース映像です。
関東の多数の団体、個人ボラが関わり、
テレビ報道や刑事告発もされ、
動物取扱業の取消しを求める数万通の署名も集まりました。
しかし、行政や警察はまったく動かず、
当該ブリーダーはそのまま営業を続けました。
犬や猫のことでは
行政や警察は動かない。。。
関わった団体や個人ボラには
あきらめムードが漂いました。
その中のボランティアのひとりに
今は故人となってしまった
人気ブログ『純情仔猫物語 』のKAZUさんがいました。
「行政との交渉役になってくれないか」
KAZUさんから現地に行ったこともない
『ねこかつ』のおっちゃんに依頼がありました。
『ねこかつ』のおっちゃんと
県庁の担当者との交渉がはじまり、
交渉の結果・進展を
KAZUさんがブログで報告する
そんなことが続きました。
当該ブリーダーは
過去に何度も用済みとなった犬や猫を
十頭単位で殺処分に出していました。
餌も置かずに海外旅行に行ったり、
病気の治療などもちろんしない。。。
足がもげていた仔や
糞尿で毛玉が固まった仔がたくさんいたそうです。
皮膚病の仔、餓死した仔、
虐待のオンパレードでした。。。
長年、繁殖に使われたメス犬は、
カルシウムが不足して、顎の骨が溶け、
『マチルダ』のようにベロが出たままでした。。。
ブリーダーは県庁の職員にこういったそうです。
(県庁の職員から直接聞きました)
「犬や猫は経済動物なんだからこれでいいんだ」
「周りのブリーダーと変わらない」
「なんでうちだけ叩かれなきゃならないんだ!」
驚くことに
動物指導センターの職員も、
「多少の問題点はあるが、特段の問題はない」
との見解を崩しませんでした。
ブリーダーのいうように、
この程度の業者はたくさんいるので、
いちいち問題にしていたら、
センターの職員の体がいくつあっても足らない
ということだったようです。
センターの職員はまったく話にならなかったので、
県庁の職員との交渉に絞りました。
何度も何度も話をして、県庁の職員の説得に成功しました。
しかし、レスキューは叶いませんでした。。。
「レスキューさせるくらいなら、殺した方が良い」
地元のセンターに殺処分に出すと
ボランティアに知られてしまうと考えたブリーダーは、
仲間のペットショップやブリーダーを使って、
近県の行政施設で犬や猫を殺処分してしまいました。。。
ブリーダーやペットショップが
用済みの犬や猫を殺処分に出すことが
常態化しているからこそできる連携プレーでした。
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犬を殺すのは誰か。の中でも、
ブリーダーやペットショップから行政へ持ち込まれて
殺処分が行われた事例が多数あると報告されています。
ブリーダーやペットショップといった
業者の利益のために殺処分となっている仔がたくさんいます。
そんなことに私たちの払った税金が使われています。
私の友人は以前、
ある大手ペットショップチェーン
で働いていたことがあります。
バックヤードには、
弱った犬や猫がたくさんいて、
ましな仔を代わる代わる
ショーケースに入れていたそうです。
たくさんの死体を詰め込んだごみ袋もあったそうです。
また別の友人は、あるホームセンターに就職しました。
そのホームセンターでは売れ残った動物を
山奥に捨ててくるのが常態化していたそうです。
直接殺さないだけ、ある意味、良心的だったのかも知れません。
(さすが一部上場企業です)
6か月を過ぎた犬や猫を裏庭に連れて行って、
金づちで殺すなんて話も聞きました。。。
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事例をあげたらきりがありませんが、
この本にもいろいろと事例が報告されています。
『ねこかつ』にも置いてありますので、
一度読んでいただければと思います。
書きたいことがたくさんありすぎて、
まとまりのない文章になってきました。
すみません。。。
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以上、転載終わり。
ここで、KAZUさんの名前を聞くとは思いませんでした。
KAZUさんは保護活動家として知られていて、
わたしも、何年か前に、初めてブログを拝見してから、
ずっと読み続けていました。
2年前の夏、急性の白血病で亡くなられるまで、
ずっと悲惨な状況の犬猫のことを発信し続けてこられた方でした。
動愛法のパブリックコメントも、
KAZUさんのものを参考にさせていただいて、
わたしも出した記憶があります。
KAZUさんのブログで、
初めてパピーミルという言葉を知ったのでした。
上記の記事には出てきてませんが、
パピーミル=子犬・子猫生産工場のことです。
母犬・母猫は文字通り子犬・子猫を産むマシーンなのです。
マシーンなので、命としての扱いはされず、
モノとして扱われ、環境なんてめちゃくちゃ。
病気になっても手当もされず、
フードも安物のフードに段ボールを混ぜたものを食べさせたり、
糞尿も、何段も積み重ねられたケージの上で排泄すれば、
一番下まで落ちて行く。
狭いケージの中に何頭も詰め込まれ、底面は金網、
足が曲がったままになっている子等、
その光景は、華やかなペットショップのショーケースからは
考えられないことなんです。
こんなことはほんのひと握りの業者だよ、
なんて考えてたら大間違いですよ。
多少の差はあれ、
結局、生き物を商売にしようなんて輩は、
『命』を命と思ってない人たちです。
良質のペットショップ・ブリーダーと言われてる人たちも、
それでメシを食ってる、
わたしから見たら同類です。
命の売買はアカン!のです。
ペットショップ・ブリーダーで犬猫を買ったことのある方、
あなたはそれでもまだ、肯定し続けますか?