愛護活動をされている方々のブログを


いろいろと見ていたときのことです。


悪徳ブリーダーのことについて書かれていた記事があったので、


転載させていただきます。





以下、保護猫カフェ『ねこかつ』 さんからの転載です。↓↓





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悪徳ブリーダーの問題にかかわったことがあります。



保護猫カフェ『ねこかつ』@川越できました。

(写真はブログ『純情仔猫物語』より転載させていただきました)


http://youtu.be/YqXFvlf-rrA

当時のニュース映像です。



関東の多数の団体、個人ボラが関わり、

テレビ報道や刑事告発もされ、

動物取扱業の取消しを求める数万通の署名も集まりました。




しかし、行政や警察はまったく動かず、

当該ブリーダーはそのまま営業を続けました。




犬や猫のことでは

行政や警察は動かない。。。




関わった団体や個人ボラには

あきらめムードが漂いました。




その中のボランティアのひとりに

今は故人となってしまった

人気ブログ『純情仔猫物語 』のKAZUさんがいました。



「行政との交渉役になってくれないか」



KAZUさんから現地に行ったこともない

『ねこかつ』のおっちゃんに依頼がありました。



『ねこかつ』のおっちゃんと

県庁の担当者との交渉がはじまり、



交渉の結果・進展を

KAZUさんがブログで報告する

そんなことが続きました。



当該ブリーダーは

過去に何度も用済みとなった犬や猫を

十頭単位で殺処分に出していました。



餌も置かずに海外旅行に行ったり、

病気の治療などもちろんしない。。。



保護猫カフェ『ねこかつ』@川越できました。


保護猫カフェ『ねこかつ』@川越できました。

足がもげていた仔や

糞尿で毛玉が固まった仔がたくさんいたそうです。


皮膚病の仔、餓死した仔、

虐待のオンパレードでした。。。



保護猫カフェ『ねこかつ』@川越できました。

長年、繁殖に使われたメス犬は、

カルシウムが不足して、顎の骨が溶け、

『マチルダ』のようにベロが出たままでした。。。



ブリーダーは県庁の職員にこういったそうです。

(県庁の職員から直接聞きました)



「犬や猫は経済動物なんだからこれでいいんだ」



「周りのブリーダーと変わらない」

「なんでうちだけ叩かれなきゃならないんだ!」



驚くことに

動物指導センターの職員も、

「多少の問題点はあるが、特段の問題はない」

との見解を崩しませんでした。



ブリーダーのいうように、

この程度の業者はたくさんいるので、

いちいち問題にしていたら、

センターの職員の体がいくつあっても足らない

ということだったようです。



センターの職員はまったく話にならなかったので、

県庁の職員との交渉に絞りました。



何度も何度も話をして、県庁の職員の説得に成功しました。



しかし、レスキューは叶いませんでした。。。



「レスキューさせるくらいなら、殺した方が良い」



地元のセンターに殺処分に出すと

ボランティアに知られてしまうと考えたブリーダーは、

仲間のペットショップやブリーダーを使って、

近県の行政施設で犬や猫を殺処分してしまいました。。。



ブリーダーやペットショップが

用済みの犬や猫を殺処分に出すことが

常態化しているからこそできる連携プレーでした。


犬を殺すのは誰か ペット流通の闇/朝日新聞出版
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犬を殺すのは誰か。の中でも、

ブリーダーやペットショップから行政へ持ち込まれて

殺処分が行われた事例が多数あると報告されています。



ブリーダーやペットショップといった

業者の利益のために殺処分となっている仔がたくさんいます。



そんなことに私たちの払った税金が使われています。



私の友人は以前、

ある大手ペットショップチェーン

で働いていたことがあります。



バックヤードには、

弱った犬や猫がたくさんいて、

ましな仔を代わる代わる

ショーケースに入れていたそうです。



たくさんの死体を詰め込んだごみ袋もあったそうです。



また別の友人は、あるホームセンターに就職しました。



そのホームセンターでは売れ残った動物を

山奥に捨ててくるのが常態化していたそうです。



直接殺さないだけ、ある意味、良心的だったのかも知れません。

(さすが一部上場企業です)



6か月を過ぎた犬や猫を裏庭に連れて行って、

金づちで殺すなんて話も聞きました。。。



犬を殺すのは誰か ペット流通の闇/朝日新聞出版

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事例をあげたらきりがありませんが、

この本にもいろいろと事例が報告されています。



『ねこかつ』にも置いてありますので、

一度読んでいただければと思います。


書きたいことがたくさんありすぎて、

まとまりのない文章になってきました。



すみません。。。









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以上、転載終わり。






ここで、KAZUさんの名前を聞くとは思いませんでした。

KAZUさんは保護活動家として知られていて、

わたしも、何年か前に、初めてブログを拝見してから、

ずっと読み続けていました。


2年前の夏、急性の白血病で亡くなられるまで、

ずっと悲惨な状況の犬猫のことを発信し続けてこられた方でした。

動愛法のパブリックコメントも、

KAZUさんのものを参考にさせていただいて、

わたしも出した記憶があります。









KAZUさんのブログで、

初めてパピーミルという言葉を知ったのでした。

上記の記事には出てきてませんが、

パピーミル=子犬・子猫生産工場のことです。

母犬・母猫は文字通り子犬・子猫を産むマシーンなのです。

マシーンなので、命としての扱いはされず、

モノとして扱われ、環境なんてめちゃくちゃ。

病気になっても手当もされず、

フードも安物のフードに段ボールを混ぜたものを食べさせたり、

糞尿も、何段も積み重ねられたケージの上で排泄すれば、

一番下まで落ちて行く。

狭いケージの中に何頭も詰め込まれ、底面は金網、

足が曲がったままになっている子等、

その光景は、華やかなペットショップのショーケースからは

考えられないことなんです。




こんなことはほんのひと握りの業者だよ、

なんて考えてたら大間違いですよ。

多少の差はあれ、

結局、生き物を商売にしようなんて輩は、

『命』を命と思ってない人たちです。

良質のペットショップ・ブリーダーと言われてる人たちも、

それでメシを食ってる、

わたしから見たら同類です。

命の売買はアカン!のです。


ペットショップ・ブリーダーで犬猫を買ったことのある方、

あなたはそれでもまだ、肯定し続けますか?