ラッキーという名前の1匹の犬がセンターに持ち込まれました。
飼い主は、15年連れ添った愛犬を、引っ越すからという理由で
持ち込んだんです。
首には真新しい首輪、注射済票のほかに
リボンまで縫い付けてあったそうです。
愛情をかけてきた、と思われるような子を
なんで持ち込むのか・・・。
このわんちゃん、状態が悪かったらしく、
痛いのか苦しいのか遠吠えのような吠えを
繰り返していたということです。
病院に連れていき検査、処置をし、
入院させたその数時間後、
息を引き取ったそうです。
以下、長崎Life of Animal
さんからの転載です。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
昨日、おしゅん、モカママと共に
ラッキー君の最後を見届けて来ました。
体が大きめなのでタンカで火葬場まで
運ぶ事としました。
昨日の長崎市地方はとても快晴で
その心地よさに、ラッキーも本当に
眠っているような表情でした。
何て声をかけたら良いのか、上手く言葉も
でません・・・・。
ただ・・・。
15年の犬生、本当にお疲れさま!!
ラッキー!!
苦痛と戦いながらの最後だったとは思いますが
ラッキーの眠る姿は穏やかで、安心したようにも
感じました。
本来であれば飼い主さんが、この場に立ち会い
最後を看取るのが責任です。
それを果されないままラッキーは
天に旅立ってしまいました。
どんな時も、死に直面、対面するのは
哀しいです。
寂しく、辛い感情が一気に押し寄せてきます。
私は、どんな事情で愛犬をセンターに持ち込むことは
許せない気持ちです。
ただラッキーの気持ちになって考えると
やっぱり飼い主さんの側に寄り添っていたいと
思っているのかもしれません。
あの首輪の状態からして想像すると
飼い主さん自身、本当にやもうえない事情、
泣く泣くの決断だったのかもしれない・・・・。
そしてもし遺骨を受け入れる気持ちがあるのならば
首輪と一緒に渡したいとも考えていました。
それがラッキーにとって、どんな飼い主であろうと
1番だと思うからです。
火葬が終わり、センターに行く予定だったので
行政の方に連絡をしていただき、元飼い主さんに
ラッキーが病死で亡くなり、埋葬も終わり、可能で
あれば遺骨等を受け渡したい旨を伝えてもらいました。
もう引っ越しも終わり、家電も解約している
かもしれないから出ないかもしれないと
思いましたが、電話に出られたそうです。
すると、私達が想像していた反応、経緯とは
ほど遠く・・・。
引っ越しに関しても予定の話しで
今もラッキーと共に過ごしてきた自宅に
いるそうです・・・・・・。
そして、あっさりとした受け答えと、気の無い返事、
遺骨の話しもできないまま終わったそうです。
持ち込んだ日から、飼い主さんの頭の中から
ラッキーは消えてしまっていたんだと痛感しました。
あの首輪の状態や毛の状態を見た時
例え引っ越しに関したとしても、やもうえない事情、
泣く泣くの決断だったんだろうと考えた自分もいました。
しかし、これが持ち込む人間の現実なんですよね・・。
センターの所長も話されていましたが
本当にやもうえない事情、泣く泣くの選択で
引き取りをお願いする飼い主さんは、ほとんどいないそうです。
無責任な言い訳であり、ちょっと努力すれば
継続的に飼育もできるのに諦めてみたり・・・。
管理センターに持ち込む=殺処分になる可能性も
否定できない、そして殺処分というのはどういうことなのか
最後説明もするそうです。
ですが『しかたがありません』『しょうがないです』など
全く耳を傾けない方も多いそうです。
本当に私達からしたら、ありえない言葉ですが
こんな気持ちの方に、どんなに訴えても声は
届かないと思います。
ただ・・・もう2度と犬を飼わないでほしいと
願うだけです。
ラッキーの気持ちを思うと本当に不憫で
なりませんが、分骨してきた分は、私達の
仲間達の側に置いておこうと思います。
ラッキーの為に温かいお言葉の数々
本当にありがとうございました。
合掌
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
以上転載終わり。
ほんとに、この飼い主の態度は
ありえんことですよね。
止むにやまれぬ理由ではなく、
引っ越しもまだせずそのままのようですし。
結局は年老いて病気になったから、
手もかかるしお金もかかる、
面倒だから、センターで処分してもらおう、って考えだったんでしょうね。
かわいい首輪も飼い主が付けたんじゃなく、
ほかの人がリボンまで付けて、
あげたんじゃないのかな?
フィラリアの予防もせず、
こんな死にかけの悪い状態になって放り出すなんて、
鬼畜以外なにものでもない!!
自分がこんな状態になったら、
同じように放り出されて、
痛みと苦しみの中、ひとり孤独に死んでいけばいいんです。
それにしても、あと少し・・・。
最期を看取ってやることはできなかったのか。
センターに連れて来られて、
ほんとうに心細かったに違いないです。
病気の上にひとりさみしく・・・。
想像してみてください。自分だったら、って。
元飼い主は、そんなこと考えたことないんでしょうね。
人間と犬を同じように考えるな、っていう人種かも。
こういった人、多いんですよね。
保健所・センターに犬猫を持ち込んだことのある飼い主、
もう2度と犬猫は飼わないでいただきたい!
いえ、2度と飼うな!!!