12月25日(日)はれ時々くもり


朝を迎えました。
選手達の表情はばっちり…というわけではないですが、それぞれ気持ちに折り合いをつけ、今日の戦いの日を迎えたようです。


今日はとても寒く、日曜日のため街も静かでいつもの様子とは違う、少しさびしげなグラウンドでした。
9時より、選手達はいつものように、ストレッチやジョグ等を入念に行いました。

身体を動かし、ボールを触っているうちに少しずつ気持ちが入ってきたようで、選手達も戦いへの準備を少しずつ整えていきました。


10時30分、公式練習を始めるためにグラウンドを出たところ、先ほどのグラウンドとは打って変わり、たくさんの声。
選手達の表情も気持ちも断然上がってきます。
シュート練習も気持ちが入ってきました。


11時キックオフ。

主力を完全に引いた形の韓国にややペースを乱されつつも、ゴールを狙うという気持ちで、
三原選手、山口選手、加藤選手、田中選手がドリブルで韓国DFに飛び込んでいきます。何度もシュートを打ちます。

三原選手に替わって入った佐々木選手がドリブルでDFの間を抜け出し、シュート。
先制点をたたき出します。


徐々に主力選手を投入していく韓国チームに対して、日本は落ち着いた様子で試合を展開を進めます。
山口選手に替わり、葭原選手を投入。
自ら得た第2PKに挑みます。

見事、左隅に吸い込まれ、2点目を得ました。


その後、後半も加藤選手が落ち着いたドリブルで、また田中選手がクリアボールを拾って駆け上がりシュートを打つなど、猛攻を続けました。
惜しくも、点数にはつながりませんでしたが、選手達は活き活きとサッカーを楽しんでいました。


日本 2-0 韓国


勝利で、笑顔で、本大会を終えることができました。

試合が終われば、10年間ともにアジアのサッカーを盛り上げてきた韓国チーム。
「ありがとうございました」「ナイスゲーム」と互いを称えあいました。


そして、最後まで日本コールを送り続けてくれたサポーターの皆さんに、みんなであいさつ、みんなでこの喜びを感じることができたことが本当にうれしかったです。


決勝戦を観戦し、閉会式では互いの健闘を称えあいました。


その後、出口で、最後まで残ってくださったみなさんと熱い握手を交わし、選手もスタッフもお礼の気持ちを伝えました。


今大会、最後のミーティングを、会場の控え室で行いました。

風祭監督から今大会最後の言葉を聞きました。
選手、スタッフ、一人一人にこの大会までに積み重ねてきた日々が重なり、涙が出てきました。選手、スタッフの瞳にも涙が…。

最後は、キャプテンの三原さんの掛け声で締めくくりました。


「ニッポン行くぞー!!」
『オーーーーー』


ニッポンのブラインドサッカーはこれからも続いていきます。
どうぞよろしくお願いいたします。


夜は、他国やスタッフとこの大会の成功を喜び、感謝をしあいながらの交流です。