1964年の東京オリンピックの時。
私は小学3年生でした。
テレビがオリンピック一色となって、子どもだった私は大好きな漫画の番組(あの頃はアニメとは言わなかった)がなくなってしまい「オリンピック嫌いだ」と言っていました。
あの頃の私。
色んな夢を描いていました。
今流れているマックのCMのように優しい夫がいて、可愛い孫がいて・・
そんなフツーの幸せも思い描いていました。
描いた未来と違うところに今いる私。
最初の子どもを亡くし、それに続く医療裁判。
そんな過酷な未来は少しも想像していませんでした。
けれど、今私は幸せだと言い切れるのです。
絵に描いたような幸せはもうとっくに破り捨てました。
絵に描いた幸せよりも、ボロボロになりながらも今しっかり大地に立っている自分を、その幸せを抱きしめたいと思うのです。
2度目の東京オリンピック。
歩んできた長い時間を振り返りながら
穏やかに楽しみたいと思っています。
大変なことが沢山あった半生ですが
それも含めて私。
一生懸命書きました。
どうぞよろしくお願いいたします。