AT-TAMAの「正しいことだらけのゴルフ理論入門」 for Ameba

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運動学を基本としたゴルフスイング理論を紹介します(中級者~指導者向)
※記事中の左右表記は全て右打ち想定です

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前回に引き続き スイングパワーに特化した駆動スタイル

GALLOP」を解説していきます

 

前回も一部触れましたがGALLOPの解説はとにかく難解を極めますので

わかりやすいようにQ&A方式にして解説していこうかな?と思います。

 


 

【疑問1:真下へ両手を突いたらテークバックが起こるのはなぜ?】

 

この怪現象の秘密はグリップ位置の左右差にあります

201609161315048a9.jpeg

通常のアドレスでは 左手のグリップの方が右手より上(シャフトの遠端)を握ります

そのため

この状態で真下を突くように上体を動かすと

左腕側の稼動量右よりも大きくなる為上体が右に捻れるのです

↑ココダイジ

 

g1


※テークバック運動がグリップの左右差で起こることを立証するための 簡単な実験を紹介します

20160916131440095.jpeg

グリップを左右同じ高さにあわせた(合掌グリップ)でクラブを握って真下を突くと、クラブは下に沈み込むか上の写真のように前にもちあがっていきます

 

グリップ以外は手を加えていませんから

下方向の運動をテークバックという横方向の運動に変えている証明になるかと思われます。

 


 

タイガーマキロイ松山さん…

彼らトップ選手のスイングを外観から模倣しようとすると

しばしばオーバースイング気味になるのはこの為です

 

彼らのスイングは現在照会中のGALLOP系と同様に

テークバックでの捻転をグリップの左右差で作っていますので

彼らはテークバックで腰を右に切っていません

(切ったように見えるのは上体の捻れに引きずられているからです)

 

もし彼らのようなスイングを望むならば

外観上の動きの解析よりも駆動システムを解析する必要があるのです

 

(続く)