生産性の向上は製造業の方や、ものづくりに関わる方の場合は、考えやすいのですが、知識労働者の場合はどう考えるのがよいのか?
というのが、長らくの疑問でした。
製造業・ものづくりの場合は、
- 性能の良い設備を導入する
- 作業のなかで発生する無駄な時間を減らす、なくす
- 作業にあたる人数を減らせるように工夫する
- 5S活動をする
など、設備の性能を上げる、時間を減らす、人を減らす、環境整備などをする等、ある程度方向性が見えています。
知識労働の場合も、書類作成の時間を減らす、会議を減らすなどは可能かもしれません。
5S活動も有効だと思います。
しかし、アイデアを得るための時間やきちんとした知識を得るための時間を減らすことは長期的に見て生産性の向上につながらないのではないかと考えていたのです。
その観点から製造業と知識労働の生産性の向上を同列で語るのは無理があるなと、感じていました。
現在も、同列で語るのに無理はあると考えています。
そうは言いながら、知識労働者の生産性の向上のきっかけになるようなものは発見しました。
それが、前回書いた記事とも関係しています。
霊的な力を身につけることで、良質のインスピレーションを得ることができるので、時間短縮が可能になるのでは?ということです。
これらは知識労働に限ることではないでしょう。
ものづくりにおいても、問題・課題の解決をし、イノベーティブであるには、直感力、アイデアが必要となります。
限られた時間、人数、材料の中で成果を出していくには、これからは霊的な力、霊性の開発によって仕事を進めていくのが、よいのではないかと考えたわけです。
ある方にこのような話を聞いたことがあります。
「瞑想を続けるなかでインスピレーション・アイデアを得て新たな仕事の獲得につながった」とか、「動画の収録は台本なしで時間・テーマを与えられると、よどみなく話ができるのは、インスピレーションを得ながら仕事ができるからだ」というような内容です。
この手の話は、語られている水面下に他の努力、他の行動も含まれていることが多々あります。
おそらく、この話もそういう側面があると思います。
しかし、よきアイデアの種を得ることで、時間を短縮し、成果のクオリティをあげることは可能なのでしょう。
では、「直感力を磨くには、瞑想が有効」ということを書いています。
次回は、このあたりのことをもう少し掘り下げて書いてみようかと考えています。