アキクサインコは非常に挿し餌の難しい鳥種です。
他の鳥種での経験値はあまり役に立ちません。
シリンジでの挿し餌ができること、頑なに口を開けずに食べようとしない子に対して対処できる術を持っていること、食滞になった時の対処が出来ること、どうしても無理な時に緊急で相談できる病院があること。
これら全てをクリアした方のみ挿し餌でのお渡しとしています。
お問い合わせ時に、ご自身の飼育歴を書いて頂けない方が少なくありません。
雛が欲しいという熱い思いを書いて貰えるのはありがたいことですが、お譲りする側が知りたいのは、育てられるかどうかということです。
挿し餌に不安がある場合は、1人餌でのお渡しという選択肢を用意しています。挿し餌から育てたほうがよく慣れるから、という理由で無理に挿し餌にチャレンジする必要はありません。
犬のしつけが飼い主よりもトレーナーに任せた方が上手くいくのと一緒で、一般の方が挿し餌で育てるよりも、乳母係さんに託して貰ったほうが慣れ度は上になります。
いろいろ厳しい物言いをしましたが、相手は生き物です。失敗は、死を意味します。せっかく育てた雛がしっかり育って欲しい。その願い1点のみです。