サーペントバイトには9つの部隊あり
それぞれが団長から出されたクエストを
個々の隊長指揮の下3~5人ほどの小隊により
こなしていくというフットワーク重視の方式を取っている中規模のギルドであり
姉妹である二人も例に漏れず自分の部隊に所属したいた
「黒姫と白姫」
2階のテラスからギルドメンバーがいる酒場のホールに戻った二人に
どこか子供っぽさが残る17,8歳程の男性メンバーが小走りで近づいてきた
「すいません、第3部隊隊長アリア・ベルカントさんと
同じ第3部隊副官のティアナ・ベルカントさんですね?」
「なんだい、ナンパにしてはずいぶんと堅苦しい挨拶だね」
「え?いやあの、えっと、、、」
「アリアちゃん、あまり他の部隊の隊員さんを困らせちゃだめだよ、
なにかあったんですか?」
ニヤリと微笑む黒髪の女隊長の冗談に
声を掛けた若者はなんと言っていいのか解らずオロオロしているところに
隣にいる白髪の副官であるティアナに助け舟をだされ、
若者は姿勢を正し緊張気味に答えた
「はいッ、さきほどオルガス団長が団長室に来るようにとの
言伝を受けたので連絡をと」
「団長さんが、なんの用でしょう?」
「詳しくは聞かされませんでしたが、お客人がいらっしゃっているようでした」
若者の団員から言われた『お客人』という言葉にアリアは少し眉をしかめた
「ティアナ、アタシすごい嫌な予感がするんだけど、、、」
「多分その予感は当たってると思うよ、外れてて欲しいけど」
先ほどと少し様子の変わったふたりにどう声をかけていいか解らない
若い団員に対し二人は「ご苦労様」と伝えると
団長と客人が待っている団長室へ向かった
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「どうしたんだ、そんなにニヤついて?」
顔を緩ませながら戻ってきた部下に隊長が不気味そうに声を掛けた
「いやあ、さっき団長の伝言で「黒姫のアリア」隊長と
「白姫のティアナ」副官に声を掛けることが出来たんですよ」
感極まる様子の部下に隊長はため息を付きつつ忠告する
「その『黒姫』と『白姫』の呼び名は本人たちの前では言わないほうがいいぞ、
嫌いらしいからな」
「へぇー似合うのに」と呟く部下に対して隊長はひとつの疑問を投げかけた
「そういえばお前が言ってた団長からの伝言って
さっき団長室に行ったフードかぶったヤツと関係あんのか?」
「あ、よくわかりましたね。そうですけどそれがどうかしたんですか?」
フードを被った人物に興味があるのか部下の若者はたずねた
「実際見たわけじゃあないから確信はないが、
多分アイツは――『角の民フィリア族』だ」
そう答える隊長の表情には底知れぬ不安が浮かんでいたが
そのことに部下である若者は気づくことはなかった
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どうも、お久しぶりです
前回から約2週間ほど間ができてしまいましたが何とか続けています。
今回2話目にしてやっとこの小説の主役である二人の名前が出てきたわけですが
前回では「彼女」とか「姉」「女性」としか書いてませんでしたからねぇ
次回では最後に出ていた「角の民フィリア族」についても書いていこうと思います
相変わらずの拙い作品ですがもしよろしければお付き合いください。
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