こんにちは、tamacoです。

38歳、OL(正社員)、借金120万持ち貯蓄0、独身です。

 

前記事で「女は非現実に走りがち。夢見る乙女病で借金した話」の続きです。

 

わたしの借金の理由は、生活をするための生活費ではなく、

ほぼ8割くらいが占いアニメ&アイドル追っかけでした。

 

なぜハマったのかと、冷静に自分を見つめなおしたら

気づいたことがたくさんありました。

 

自分は無価値である。という思い

 

仕事をして働いて、ご飯を食べて、寝る。

休日は好きなことをする。

 

月給18万円(前職は21万くらいの手取り)だと

普通には暮らしていけるんです。

 

たぶん、貧しいとはいえないと思います。

 

こんなありふれた普通の人生が無価値に思える。

これは自分自身の育った環境が大きく影響している部分と、

ある種の現代社会病だとtamacoは自分で分析しています。

 

でも当時は分析とかできずに、

ただただ朝起きて仕事行って同じことを繰り返していくだけの日々に

「何もないわたし」感で苛まされて、とてもつらかったです。

 

今の私が当時の私にアドバイスできるなら、

「何もなくはないんだけどね。それで充分なんだよ」って言ってあげたい。

 

・正社員でお仕事できる。

・五体満足で動ける。

・人間関係・職場関係も良好。

・友人もいる。

・贅沢はできないけど、ある程度自由なお金もある

 

これが20代の私でした。

 

世の中には、これらさえできずに

もっと大変な苦労されている方がいるのも知っています。

 

でも、わたしにはこの普通の人生が「普通」とは思えずに、

「何もない」「価値がない」という思いに支配されていたんです。

 

 

そこで。

 

 

ハマったのが占いアニメ・アイドルの追っかけ

 

 

占いは、自分の価値をあげてくれる言葉をくれるから。

不確かな言葉でも希望を抱かせてくれるから。

あなたにはこういうところがあるって気づかせてくれる(気になるから)

 

アニメはグッズをたくさん集めたりすること(お金を使うことで)

視覚的に埋まっていく満足感や、

他の人より勝った感じを得られるから。

 

アイドルは非現実なイケメンと話すことで

自分の価値が上がった気がするから。

また彼らも(仕事で)ちやほやしてくれるので、

自分の(ファンとしての)価値を感じられるから。

 

 

当時の私に必要な存在だったし、ハマった経緯があるから、

今の38才のわたしはまともな自己評価を持ち、

今、こうして残った借金をコツコツと返し完済目前まできているわけですが、

この3つから抜けられなかったら、借金はもっと増えていたかもしれません。

 

 

■この3つに共通しているコトの正体

 

占い・アニメ・アイドル。

この3つに共通していることって何かわかりますか?

 

この3つはジャンルは違えど、

自己評価に繋がる部分では共通していることがあります。

 

答えは……

 

① わたしを絶対に傷つけない存在である

⇒占い師もアイドルも仕事です。わたしはお客様です。

心無い言葉や勝手な発言はしません。

家族や恋人、友人だとそうはいきませんよね。

 

② 自己評価が他者の言葉・存在によって上がったり下がったりする

⇒占い師の結果次第で気分が上がり下がりする。

アイドル(推し)の態度で気分や自己評価が上がり下がりする。

 

 

③ こちらの都合で好きになったり、嫌いになったり、妄想したりができる

⇒現実は自分のタイミングで嬉しいことが起きたり、悲しいことが起きたりしません。

ほとんどが不可抗力で、事故のように発生することばかりです。

思いがけず傷つけられたり、落ち込むようなことがあったり、

と自分の都合とはお構いなしです。

 

この3つには「私の都合による・解釈による」ものしかないんです。

要は自分次第で(妄想)Happyに仕立て上げることができる。

夢見ることができる。空想ができる。

現実にはない、幸福感を演出することができる。

だからこそアドレナリンが出まくって、もっともっとと欲しがって、お金を使う。

 

というループです。

 

 

■結論

 

この3つにハマること自体が悪いとは思いません。

ある程度の「自浄作用」が見込めますから、

好きならば我慢する必要はありません。

 

が、現実ではないということ。

そして借金してまでやる価値はないということ。

(私は借金してまでやったので、こういうことに気づけたんですが、

できるなら他の人にはその前で目が覚めてほしい)

 

 

自分の無価値観を高めるための方法としては

この3つは正しい方法ではない、

ということを経験上、お伝えしておきます。