「人は近づいた方が物事よく見えるように思っているけど、離れた方がよく見える事がたくさんありますよ」

ずっとお会いしたかったN部長にお会いした後、お礼メールを送付して、頂いた返信メールの中に書いて頂いた言葉。

それは私自身、常に前のめりで必死になると周りが見えず突き進む性格だから「客観的に少し遠くから見た方がいいですよ」という事だと捉えさせて頂いて

時々立ち止まってみたり

これは客観的に見るとどうなるだろう？と考えてみたり……

私なりにこの言葉の意味をずっと考えるようになった。

それでも元々の性格もあり、客観的に物事見ることが苦手で、全く回りが見えていない状況は多々あった……というより、今でもある。

この言葉を頂いて数年後、父から

「会社以外の人とコミュニケーションを持った方がいいよ」と話してもらったことがあった。

そのころ私は社員40名ほどの小さな会社で、月150-200時間程残業があり、毎日接触する人は会社の人かお客様だった。会社は小さいほど結束力を高める為や同じ方向を見て進むように教育がされる傾向にあるため、同じような考え方の人が多く集まる。

だからこそ、会社以外の人と接することで新しい考え方や見識を広げた方がいいよ！ということだと捉えている。

それからすぐに私は外部で実施するセミナーに自分で応募してみた。

セミナーに行くなんて、会社からの派遣以外では初めてだったので、とにかくドキドキしたし楽しみだった。

結果「え、めっちゃ楽しい！　なんで私は今まで参加しなかったんだろう……」

そこから、色々な人と会いたい意欲が爆発てした。

オンラインサロンの堀江貴文イベノーション大学校（通称HIU）にも加入し、本当にたくさんに方にお会いした。

その中で感じたことは、様々な業種や価値観の方と会うと自分がやってきた“普通のこと”が実は周りから見ると“凄いこと”だったり“特殊”だったり“強み”だったりすること。

例えば最近「新規テレアポ」で悩んでいる友人がいて

「昔やっていたので何かあれば相談してください」というと話すと

「ぜひ教えて欲しい」と言って頂き、テレアポ獲得率を上げる“話し方”や“切り返し方“を

レクチャーすると、めちゃくちゃ喜んでくれ、後日のテレアポでも今までよりいい確率でアポイントを取ることができたらしい。

人に教える程でもないと思っていたし、教えることもにがてだと思っていたが

「今までやっていたことは人の役に立つんだ」という自信になった。

N部長や父から数年経ってようやく頂いた言葉の意味を身をもって体験した。

もしも今

「自分の強みは何だろうか？」

「自分にはできることが何もないのではいか」

など考えている方にはぜひ、今いる場所から離れて欲しい！

そして、他のコミュニティーなどに所属して欲しい

きっと、自分が知らなかった自分の強みに出会えるはず!!

“離れて”わかる自分の強み