まさに酷暑と言う言葉が合う 1日でしたね


ちょっと動いては休み  ちょっと動いては休みを繰り返しながら お預かりセローの整備です



別ガレージから手押しで移動させて来ましたが、いつも原チャリばかりなんでクソ重い車体です(笑)

移動させて来て 一発目でハンドル廻りに違和感を感じて、まずはステアリング廻りの点検からスタートなんですが、その前に バッテリーを取り外して充電をしておきます

ステアリング廻りの違和感は、フロントブレーキを握って フロントサスペンションをストロークさせるとカツンカツンと言う音とちょっとした衝撃を感じます

トップブリッジやアンダーブラケットを緩めたりしたが、一向に改善せず

となれば、ステムシャフトナットの緩みしかありませんので、トップブリッジを上方へずらしてステムナットを増し締め


ついでにハンドル角度とフロントブレーキ、クラッチレバーの角度変更で終了

次に バルブクリアランスの点検と調整

昨日 エンジン始動確認は取れましたが、シリンダーヘッド廻りからカチカチ音を確認してました

15000km越えた走行距離ですので、クリアランス不良でないかとヘッドカバーの取り外し

圧縮上死点を出す為に左クランクケースのタイミングメクラとカムカバーを外してタイミング合わせ

シックネスゲージを使って 隙間の計測です


吸気側のバルブクリアランスは0.05 ~ 0.09が基準値なんですが  実測は0.14

排気側は基準値 0.15 ~ 0.19 に対して   実測は 0.24

IN  OUT 両方共に 基準値外ですので、基準値になるように調整です



バルブクリアランス調整後、充電していたバッテリーを取り付けてセルをON

回りません

やはり バッテリーは お亡くなりみたいです

またハイエースからジャンプさせて エンジン始動させます

ここで セローの燃料タンクを取り付けて、残っている燃料を使ってエンジンを始動させようとしましたが なかなかエンジンが掛からず

ほぼほぼフルタンクに近いガソリンなんですが、ガソリン自体が古くなってるみたい

新しいガソリンを使ってエンジン始動させてから 燃料タンクに残っている燃料を接続させてアイドリング待機

エンジン始動は出来ませんでしたがアイドリングはしてますので、電装品の点灯確認もやっておきます

電装品確認中に 軽くアクセルを煽ってみますが、その際にシリンダー辺りから異音発生

バルブクリアランス調整のせい?と最初に思いましたが、どうやら燃料タンクに残っている古いガソリンのせいで 異常燃焼が発生した模様

新しいガソリンだと アクセルを煽ってもシリンダー廻りからの異音は出ませんので

こんな状態ですが エンストさせないようにしながら、町内へテスト走行です

アクセルを急激に開けないようにしながら 軽く走行

超~しばらくぶりのセロー試乗

トルクありますし 乗り易い車体

トライアル車とは違った味わいが新鮮でした

バッテリーやエアフィルターなど、交換が必要な物はオーナーさんへ連絡済み

来週あたり 自宅へ届くようです