まさに酷暑と言う言葉が合う 1日でしたね
ちょっと動いては休み ちょっと動いては休みを繰り返しながら お預かりセローの整備です
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240721/18/tamachannel-0622/e7/03/j/o1080081015465743897.jpg?caw=800)
別ガレージから手押しで移動させて来ましたが、いつも原チャリばかりなんでクソ重い車体です(笑)
移動させて来て 一発目でハンドル廻りに違和感を感じて、まずはステアリング廻りの点検からスタートなんですが、その前に バッテリーを取り外して充電をしておきます
ステアリング廻りの違和感は、フロントブレーキを握って フロントサスペンションをストロークさせるとカツンカツンと言う音とちょっとした衝撃を感じます
トップブリッジやアンダーブラケットを緩めたりしたが、一向に改善せず
となれば、ステムシャフトナットの緩みしかありませんので、トップブリッジを上方へずらしてステムナットを増し締め
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240721/18/tamachannel-0622/73/d6/j/o1080081015465743899.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240721/18/tamachannel-0622/73/d6/j/o1080081015465743899.jpg?caw=800)
ついでにハンドル角度とフロントブレーキ、クラッチレバーの角度変更で終了
次に バルブクリアランスの点検と調整
昨日 エンジン始動確認は取れましたが、シリンダーヘッド廻りからカチカチ音を確認してました
15000km越えた走行距離ですので、クリアランス不良でないかとヘッドカバーの取り外し
圧縮上死点を出す為に左クランクケースのタイミングメクラとカムカバーを外してタイミング合わせ
シックネスゲージを使って 隙間の計測です
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240721/18/tamachannel-0622/b5/72/j/o1080081015465743903.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240721/18/tamachannel-0622/b5/72/j/o1080081015465743903.jpg?caw=800)
吸気側のバルブクリアランスは0.05 ~ 0.09が基準値なんですが 実測は0.14
排気側は基準値 0.15 ~ 0.19 に対して 実測は 0.24
バルブクリアランス調整後、充電していたバッテリーを取り付けてセルをON
回りません
やはり バッテリーは お亡くなりみたいです
またハイエースからジャンプさせて エンジン始動させます
ここで セローの燃料タンクを取り付けて、残っている燃料を使ってエンジンを始動させようとしましたが なかなかエンジンが掛からず
ほぼほぼフルタンクに近いガソリンなんですが、ガソリン自体が古くなってるみたい
新しいガソリンを使ってエンジン始動させてから 燃料タンクに残っている燃料を接続させてアイドリング待機
エンジン始動は出来ませんでしたがアイドリングはしてますので、電装品の点灯確認もやっておきます
電装品確認中に 軽くアクセルを煽ってみますが、その際にシリンダー辺りから異音発生
バルブクリアランス調整のせい?と最初に思いましたが、どうやら燃料タンクに残っている古いガソリンのせいで 異常燃焼が発生した模様
新しいガソリンだと アクセルを煽ってもシリンダー廻りからの異音は出ませんので
こんな状態ですが エンストさせないようにしながら、町内へテスト走行です
アクセルを急激に開けないようにしながら 軽く走行
超~しばらくぶりのセロー試乗
トルクありますし 乗り易い車体
トライアル車とは違った味わいが新鮮でした
バッテリーやエアフィルターなど、交換が必要な物はオーナーさんへ連絡済み
来週あたり 自宅へ届くようです