しているのは彼女であって、僕は何もしていないのだけれども・・・。
今回初めて新しい飼い主さんへの引き渡しに立ち合った。
かれこれ16頭の犬を預かり、新しい飼い主さんの元へ届けたことになる。
見ず知らずの痩せ細った犬が突然我が家にいたときは、意味が分からなかったが
事情を聞いて、微力ながらできる範囲で引き受けることになった。
16頭も新しい幸せな出会いを創出したわけだから、それは素晴らしいことだ。
ペットショップが倒産して、放置された犬を保健所が引き取り、もう少しで
処分されるところだった犬。
転勤や職場環境、生活環境の変化で保健所に持ち込まれた犬。
様々な人間の勝手な理由で命を落とす犬達が絶えないらしい。
そもそも人として飼った生き物を最後まで責任を持って飼うという、子供の頃当たり前のように
教わったことができないから、このようなほっとけない人達がNPOとして立ち上がらざるを
得ない状況になっている。
16頭一時預かりをしてきたが、すべての犬が簡単に新しい飼い主を見つけられる
わけではない。
1ヶ月で決まる犬もいれば、半年も決まらない犬もいる。決まっても「やっぱり」と戻ってきた犬もいる。
一時預かり期間、最低限のしつけもするし、人間不信をまず無くして信頼関係を構築して行くことが大切になる。
いつまで絶ってもおしっこが決められた場所でできない犬もいれば、
自分の糞を食べてしまう犬もいる。
一緒に暮らす以上、何かしらの「事件」が起こり、その「事件」も16頭も経験すると
驚くことも少なくなってきた。
今回一時預かった犬は「きなこ」と一時預かり期間名付け、かわいがってきた。
来た当初は栄養失調寸前で、ガリガリで、完全に人間不信の状態だった。
が、この数ヶ月でワンパク振りを取り戻し、最低限のしつけもしっかりでき、
晴れて新しい飼い主さんを捜すことになった。

飼い主さんも誰でも引き取れるわけではなく、もう二度とこの犬が悲しい思いを
しない為に、審査をして、お見合いをして、その上で双方の確認を得て引き渡しになる。
細心の注意を払っている。
今回飼い主となっていただけるご家族はこの日を心から楽しみにしていたようで、
犬を飼うのに必要なトイレシーツからおもちゃまで、犬に来てもらう服まで手作りで
用意していた。
当然、終始きなこを可愛がってくれていた。
命を落とす寸前の犬が家族に新しい笑顔をもたらす。
とても素晴らしい出会いに立ち合えたことに感謝している。
それから恵比寿ガーデンプレイスへ。
EBISU STAR LIGHT CINEMAという企画で映画を見に。
かれこれ3回目。夜風が涼しく、愛犬も一緒に映画が見れて毎年楽しみにしている。
今回は「幸せな人生の送り方」
前から見たかった映画だったので、とても楽しみにしていた。
少し早めに着いてふらふらしていると、拓也一家に遭遇。
昨日の試合の話なんかを少しした。
目に見えないフィールド上のプレッシャーがあったようだ。

とても考えさせられた映画だった。
それぞれの価値観をもって生きてきた二人が、死を直視せざるを得ないという同じ環境で
分かち合う。
死ぬ前にやっておきたいこと。
正直、物的な欲がない。物よりも自分らしく生きていたい。自分らしさを実現するための希望を
リストに加えて行くと思う。
「自分が死ぬ日を知りたいか?」という問いに95%の人は「知りたくない」と答えるらしい。
映画の主人公は残りの5%だと話、自分もこの5%に入る。
ただ、死が直前に迫っている状況ではないから言えるのかもしれない。
「死」を考える機会は日常であまりない。
こういう機会で改めて自分の位置を省みなければと気付かせてもらえた。
帰り際に同じくガーデンプレイスでモデルコンテストに参加していた押切もえさんに
遭遇し、改めてモデルさんの美貌の凄さに驚き1日が終わった。
長い一日にも関わらず、何か充実感が残っている。
素晴らしい出会いがいくつもあったからだろうか?
こうして7月最後のOFFは終わった。