平清盛 ~夢か現か残された想い~ 12 | 玉木宏に萌えて ―腐女子の森―

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腐女子のみならず、婦女子の方の来訪もまってます~~


清盛は盛国が用意した部屋に義朝を抱いたまま入り、そのままそっと褥に寝かせた。
その間、義朝は抵抗もせずにいた。

「義朝…、そなたに再び逢えるとは…、夢ではないと確かめさせてくれ」

清盛はうっすらと開く桜色した唇に己が唇を重ねようとした時、鳩尾に痛みが走った。

「うぐ…っ」

義朝の拳が鳩尾に入っていたのだ。

「よ、義、朝…?」

「急くでないわ、馬鹿者が!まだ話しは終わっておらぬ」

義朝は清盛の身体の下から抜け出すと、きちんと正座をし、清盛の方へ向き直した。
それを見て清盛は鳩尾を撫でさすりながら座り、義朝と向かい合った。

「相変わらず手荒いの、そなたは」

「ふん、人の話しを聞かずに暴走するお前が悪い」

そう言われ、バツが悪そうに坊主頭を撫でながら、話しとはなんだ、と切り出した。

「お前…、俺の話しを聞いて無かったな?」

「え…っ、い、いや…その……、なんだ、あれだ、義朝が急に現れてそれでだな……」

しどろもどろになる清盛を、そうであろうな…と一瞥し、溜め息をついた。

「だ、大丈夫じゃ、義朝。そなたの話しはしっかりと聞くぞ」

義朝は清盛を見据えた。

「清盛、お前が創る武士の世は、最早武士の世では無い…俺はそう言った」

「義朝…」

「武士で無くなったお前にはもう創れぬ」

「そ、そんな事はないっ!儂はそなたと目指した武士の世を創るのだ!儂は武士じゃ!」

清盛は興奮し、勢い余って義朝をその場に押し倒した。

「武士…?刀も振らず、公家のように余興に明け暮れるお前が…?」

潤んだ瞳で清盛を見る義朝に、今まで抑えてきた欲望が溢れ出してくる。

「儂は武士じゃ、義朝…!武士が世の頂に立つのじゃ…!」

「武士は世の頂には立てぬ!」

「儂がやってみせる!そなたと約束した!」

「清盛…っ!」

清盛は義朝の襟を乱暴にはだけさせると、白い首筋に顔を埋めてむしゃぶりついた。

「や…め…、清盛…!」

「そなたは儂の側にいて事の成り行きを見届けよ!」

「ん…っ、んぅ…!」

義朝の桜色の唇に乱暴に吸い付くと、舌を差し入れきつく絡め取った。



続く




はい~、またまた久方振りの清盛小説です~

ん魔っ!忘れてましたぁ?

清盛エ ロ入道、暴走気味にエ ロに突入しましたな~あははww
またお預けを食った腐読者の皆玉、どんだけ仕事おせーんだよ!って怒らないでね(^。^;)

次回は、お待ちかねシーンですョww
盛国に邪魔はさせませんから(笑)

皆玉がホントに腐らない内に書くからね!


では、また~ε=┏( ・_・)┛