西島秀俊、佐々木蔵之介W主演なんすかね?

昨日、行ってきた^^v

 

 

キャストだけでもまぁ~よくもこれだけイケメン、もとい、主役級を集め、脇は脇でがっちり固めてる作品もそうそう邦画でも多くはない。

ましてや、原作こそ知らへんけど、中々「国防」という繊細な題材をエンターテーメントとしつつどこまで踏み込むのか期待感もバリな感で劇場へ!

 

「専守防衛」な自衛隊が戦闘へ踏み出すまでのシークエンスもさる事ながら、「防衛出動」に至ってもきっと自衛隊はこういう戦い方をするだろうなと、説得力はある。

 

いい意味での緊張感の中、高揚感は無い、淡々と話が進んでいく点では、自衛隊フリークの伊藤和典氏の脚本が良かったのかなと。

もうお一人、長谷川康夫氏も脚本で参加されてる(若松組って感じ^^)

 

全然気付いてへんかったのが、企画に福井晴敏氏の名が!今回脚本(ホン)は書いたはらへんみたいですが福井さんが参画してるなら何故に台詞の修正しぃひんかったんやろ?

 

「宇宙戦艦ヤマト2199」ン時、取材協力?で海上幕僚監部がクレジットされてます。ここで、敬礼や、艦内使用用語とかオリジナルとはイントネーションが違ったり、一番耳に残ったのは「左舷(ひだりげん)」「右舷(みぎげん)」。

本来なら「いぶき」の艦内で使われるべき用語が「さげん」「うげん」となっていたのにはちと不思議(はてな?)。

 

「2202」でも当然この部分は引き継がれてる訳で、その現場にいた福井さんが伊藤さんの脚本を良しとしたのは今ひとつ納得できていない点ではあるのね、細かい話。

中途半端に「衝撃に備えよ!」とか「意見具申」「艦長より達する」とか使うなら徹底して欲しかったな~

だって、普通こんだけ海自、空自と出てくれば「協力」ベースで両者がクレジットされても不思議ではない。前述通り、自衛隊フリークの伊藤さんに一任の体かもしれへんすけど。。。

 

 

政治家さん。

 

佐藤浩市総理大臣も中々風格があって良かった^^

福井さんの「ローレライ」ン時は内閣の裏で暗躍する感じの役所で、あれはあれで良かったし^^

 

そう言や、吉田栄作氏も「ローレライ」出たはったな?!今回は政治屋だったけど^^;

 

ただ、「シン・ゴジラ」の時の総理大臣も今回の総理大臣もホント似てて、どちらも迷う!

もしこれが安倍首相なら躊躇なくもっと早い時点で「防衛出動」発令してたやろなと。

 

忘れちゃならない、中井貴一氏!

本来なら自衛隊側に居てそうなんやけど(「ローレライ」ではテロの首謀者)、今回コンビニ店長( ̄▽ ̄;)

また、これが浜ってるからやっぱ上手い!!

 

最後にCG。

 

 

この手のCGメーカーは「白組」が有名やけど、本作は「株式会社コラット」

 

先月「ハンターキラー」観てるので、同じ潜水艦シーンを比較してはあかんけど。。。頑張ってます!!JAPAN!

潜水艦の不気味さとか、魚雷発射口蓋の重量感とかいいです!

 

ドッグファイトや対艦戦闘シーンとかも重厚感があって、日本のCG技術もどんどこ進んでるな~と感じます。

 

総評としては、いいです!佳作です!

よくぞこの繊細なテーマをエンタメとして成立させながらも問題定義もちゃんとできてる、よくぞ商業ベースに乗せたなと製作陣の心意気を感じた。

 

ちと、早いけど、「日アカ」も射線上に乗ってるかもしれない(*≧m≦*)