原作:高橋留美子、押井守監督作品っすね^^



劇場公開当時、高校生ですかね~時の「アニメ・ブーム」絶頂期でしょ!

実は、原作漫画は一度も読んだ事ないσ(▼▼)
「アニメ」版しか知らない。
しかも製作が「ぴえろ」から「ディーン」に変わってから暫くは観ててんけど、「ぴえろ」時代、要は押井監督降板後の「押井の亡霊」的作風がどうにも退廃的で観てらんなくなったてのが正直な処。

さて、本編。

久しぶりに観たけども、流石に動いてます!
キャラにしても、メカにしても、これ手描きですよ!

昨今、メカ,キャラ問わずCG化が進んで(ある意味これも手描きっち云えば言えなくはないんすけど)、且つちょっとでもキャラの画が変わったら「作画崩壊」と騒ぎ立てる。

σ(▼▼)等オールド・ヲタは、共通のキャラ表に基きつつも、原画マンの個性に惹かれたんすよ!

本作なんて凄いメンツだよ!
森山ゆうじ、山下将仁、板野一郎、丹内司、丹沢学、本橋秀之、亀垣一(敬称略)
彼等の原点に「金田伊功」氏があった(全員ちゃうよ^^;)としても、それでも画を見れば「あっ、ここはあの人、あそこはあの人」って解る位の個性があった。

今の原画マン確かに画力は、80,90年代とは格段にレベルアップしてるけど、みんな横並びで「個性」は感じひんわな~。
そりゃ、上手いに越したことはないし、否定してる訳でもないので誤解無きようw

美術は、小林七郎氏。
緻密系な画風で「カリ城」とかも代表作。でも「カリ城」以降宮さんとは仕事したはらへんのかな?
亀の背中に乗った「友引町」や荒廃した「友引町」なんかいい感じ^^

お話はね「夢と現実」みたいなところで、劇中「友引高校は3階建てなのに4階建てになってる」と言いながら、ラストでさらに「結局は夢が続いてて、現実世界で生きてる事が夢みたいなもの」で〆てる感。

こっから押井監督作品の「難解度」は増して「天使の卵」へと続き、「パトレイバー」でエンタメ復帰か?と思えば「攻殻機動隊」「イノセンス」と哲学路線へ戻ったり^^;

と、言った処で、氏の最後とも言われてる「エンタメ」作品、未見ならば是非!