前回は、単なるご報告だったにも関わらず、
沢山の 「 いいね 」 をありがとうございました。
コメント欄を閉じる寸前から
沢山の応援を頂き、
結局欄を閉じずに出かけてしまい・・・
義理の兄と言っても
夫とはかなり歳が離れているので
ほぼ義父みたいな感覚 で
とてもお世話になった
義兄Jの旅立ちには
様々な想いが重なり合い、
皆様の温かさが
しみじみと身に沁みました。
ブログをしていて、
本当に良かったと
感じ入った瞬間でした。
ありがとうございました。
さて、義兄Jのお葬式
私より少し年下の
Jの娘さん、息子さんが
突然の旅だちにも関わらず
よく頑張って
100人強の方々が
集まってくださいました。
お葬式の当日は町中に
アメリカ国旗を掲げた車 や
オートバイが
道路の両脇を固め
軍隊の制服を着た
おじさま達が勢ぞろい。
ちょっと物々しく
荘厳な雰囲気 に圧倒される私、
「 一体なにごと?」 と
伺ってみると
Jさん、私が家族の一員になる
ずっと前に
空軍 で働いていらしたからだと。
そうだった、
そう言えばそんな話
聞いた事があったなぁ。
J さんの両親、
義父と義母は若くして結婚し
すぐに4人の子が生まれ
( 子だくさんのカトリックと言われる )
そのうえ義父は早くに他界。
義姉を除く
3人の義兄達 は
それぞれ高校卒業後
軍隊に入隊し
義母にお金を送金して
歳の離れた幼い夫と弟を
育ててくれたんだそうですよ
( それなのに、
当時子供だった夫は、感謝の念薄し
オイ
)。
軍隊に入ると、皆さんこんな訓練を受けるんだそうですよ
私みたいなヤワな人はどうなるの?と聞いたら、
「 そもそも入隊させてもらえないだろう 」 ですって
ちなみに自分も働きながら
軍隊に入った子供達から支援を受けていた義母
生涯節約を心がけ、一人での外食はマックのみでしたが
他界された時には、子供達それぞれに約500万円ずつ残してくれていました
それでね、Jさんみたいに
軍隊経験のある人が
他界されると
空軍、陸軍、海軍関係なく
友人や顔見知りの
軍隊を卒業なさった人達が
こぞって敬意を払いに
やってこられるのだとか。
お葬式のセレモニーでは
やはり軍隊経験のある友人達20人程が
棺桶を囲み
こんな音楽を奏でてくださって
感銘を受けました ![右下矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/243.gif)
セレモニーでは
牧師さんのお話があった後
夫達が聖書の一部を読み上げ
そして娘さんのご主人
やはり牧師さんでいらっしゃる
Dさんが
義理の父Jさんへの追悼 を
述べられて
そこでは
私達の知らない
Jさんの一面を垣間見る事も出来ました。
Jさんの息子さん
夫にしてみれば、目に入れても痛くない
可愛い甥っ子M君はね、
3人の子供を持つシングル・ダディー。
M君、アメリカにしては珍しく
100%の親権を
裁判で勝ち取った ものの
生活費をかせぐのが大変で
いくつかのお仕事をかけもっていたとか。
多くの場合、離婚した母親に優先的に親権が与えられていた日本とは異なり、
アメリカでは離婚後、父親・母親共同親権が通常のようです
そして、娘婿Dさんの追悼によると
義兄Jさんったら
朝早くお仕事に出かける
息子さんをサポートする為に
10年以上に渡って
毎朝自分の出勤前に
息子さん宅に立ち寄り
3人の孫たちを起こし
彼らの朝食を用意し
スクールバスの停留所まで送り届け
その後に、
自分の仕事に向かっていたんですって。
そう言えば昔
孫3人が小学生だったころ
Jさん宅を訪れたら
Jさん、孫たちに
草刈の仕方を教えていらしたな~。
あれは多分
放課後の孫3人の
面倒をみていらした のでしょう。
そしてその孫3人は
草刈の仕事で
小学校高学年の頃から
それぞれ自分で
おこづかいを稼いでいたんだった![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/123.gif)
更に、
忙しい息子さんの代わりに
孫達の学校や
スポーツのイベントには
毎回・全ての行事に
出席して下さって
いたんだそう。
飛行機で2時間以上離れている
私と夫は
そんな事知る由もなし。
更には、
自分の子供2人と
孫8人の
始めての乗用車 は
中古ではありましたが
Jさんが全員にプレゼントしたらしい ![合格](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/304.gif)
( 8人の孫のうち2人は
娘婿さんの連れ子 ですが
その子達も分け隔てなく
【 孫 】 と呼んでいたJさん、
素敵じゃないか
)
そして、Jさんの埋葬の為のセレモニーでは
弔銃 ( ちょうじゅう ) と言われる
弔意を表す為に
一斉に空銃が放たれ
こういうのを、町中の教会の墓場で行うのだ。 ちょっとビビる
埋葬の前に
棺桶にかけられていた
アメリカ国旗を
Jさんに憧れて
やはり空軍に入った
孫息子T君 が
こうやって畳んでいくのです。
自分の後を継いだ
可愛い孫が
空軍の訓練を卒業した時には
酷暑のテキサスまで
卒業式に参列する為、
真夏に出かけていったJさん、
さぞ誇らしく思われた事でしょう。
又、町中の教会や
建物の前に掲げてある
アメリカ国旗は
途中まで降ろされていて
Jさんを偲ぶ皆さんの想いを
象徴していたかのようでした。
国旗を半分近くまでおろすことで、弔意をあらわすんだそうです