そろそろ真面目に…ブログ再開しますかね。といっても、ほとんど書いてないんで、ほぼ初めてに近いですが。てことで、まだまだこのブログの方向性は見つからないまま。とりあえず今日は日記がてら、更新の誓いを立てておきます。うんうん。
同居人窓に流れる滴をじっと見つめながら、僕は彼女を待っていた。そんな僕に、君は声を掛ける。『そんなに待ち焦がれたら、来るものも来ないよ。昔から言うじゃん。見ているやかんは絶対沸かない、て。』「そうは言ってもさ、やっぱ落ち着かないよ。ほら、雨も強くなってきた。」さっきよりも、窓を叩く雨の音が大きくなった気がする。『そんなことありません。気のせいです。』やけに冷たく言い放たれたけれど、僕は知ってる。君がさっきから、忙しなく立ったり座ったりしていること。「やっぱり、迎えに行くべきだったかな。」『そうかもね。でも、彼女が自分で来る、て言ったんだろ?』「そうだけどさ…」今日、彼女が初めて正式に家に招待された。婚約したことを、改めて僕の両親に報告するためだ。『でも、まさか君が彼女と結婚するとはね。』「いやぁ、自分でも信じられないよ。」『それもこれも、僕の…』「あ、彼女来た!隠れて!」『ホントだ。じゃあ、早速…あ、そうだ。』「何?」『…結婚、おめでとう。』「…うん。ありがとう。」君が隠れたのを確認して、僕は家の玄関を開ける。「雨、大丈夫だった?」『うん。それがね、私の周りだけ、雨が止んでいたの。』彼女は自分で言いながらも、信じられないようだった。けど、僕はすぐに分かった。君がやってくれたんだ、て。後で、お礼にドラ焼きを買いに行こう。そう、これは僕だけの秘密。押し入れの中の青いロボット。