繰り返しになりますが、ブログを読むにあたって注意いただきたいことが2点あります。
1点目は、このブログの内容は、医療機関が制作したホームページでも、医学雑誌等に発表された論文でもなく、癌患者といっても一素人がその経験や調べたこと、独断と偏見で書いているということです。

インターネットの普及により私たちは以前とは比べものにならないほどの情報を手に入れることができます。以前は専門の教育機関でしか得られなかったような情報でも、ネットを検索するだけで容易に触れることができるのです。私も癌の疑いがあると分かった時点から毎日インターネットで腎臓および腎細胞癌について調べました。エコーやCT、MRIの画像や実際の手術の映像、摘出された腎臓や切除された癌細胞の画像まで出てきました。

色々調べていくうちに、インターネットを通して得られる腎細胞癌についての情報には3つのグループがあるように思いました。①大学、病院または学会が制作したホームページや医学雑誌等に投稿された論文等から得られる情報、②①に記載した以外の団体、企業等が制作したホームページから得られる情報、③個人のブログから得られる情報、です。

私個人の意見としては、②と③については内容の信憑性については懐疑的です。②でも製薬会社や医療機器メーカー等のホームページは①に準ずる信憑性があるように思いますが、welqのように素人が適当に書いているものもあるので鵜呑みにはできません。③についても、素人でもたくさん調べて専門家並に知識をつけておられる方もいますが、やはり自分の経験が下地になってしまうので独断と偏見があることは否めません。

医者や研究者の言うことだけが正しいとは決して思いませんが、世の中には不確かな情報がさも真実であるかのように溢れていることは認識する必要があります。私も一素人に過ぎないにもかかわらず他のブログに批判めいたことを書くのは矛盾していますが、癌という未だ全てが解明されていない病気を相手にする以上、自分が得る情報については無条件に信用するのではなく、どこかで注意を払わなければいけないと思います。

そして本当にその情報が信用できるのか、それを判断するには自分が知識を身につけるしかないのです。ですので、このブログを読んでくださる方にも、このブログを読むにあたっては、心の片隅にでも、これは本当なのかな、という懐疑的な姿勢というのは持っていて欲しいと思います。