来週の週末は父の13回忌の法事で、
久々に実家に帰る。
私の実家があるところは、
みんな意外に思うけど日本列島では南の方なのに雪が多いところで、
冬になると毎年1~2回は交通網が遮断され陸の孤島になる。
もちろん小さいけれどスキー場もあったりする。
そういえば父が亡くなった日も大雪で、
一晩で1mはゆうに積もり(東北や北海道には日常茶飯事ですね?)
お通夜に来る途中、雪で道路の境目がわからなくなり、
親戚の叔父さんが車ごと田んぼに落ちて、
そのまま自動車を乗り捨ててやってきたのを思い出した。
母と仲がよくないわけではないのだけれど、
離れて暮らした時間の方が長く、
母と娘ながら女同士だからなのか、
なかなか意思の疎通が上手くいかない。
母は、すっかりおばあちゃんなのだけれど、
いつまでも子供のような人だ。
余命1年と言われた父が亡くなった時、
危篤になっても知らせてくれず、
亡くなってから少しして兄の電話で知らされた。
皆は気が動転して電話もかけられなかったのよと言う。
確かにそうかもしれない、なにせ子供のような人だ。
始発に乗り、実家に帰った私は父の死が未だ実感できず、
父の亡骸を、父の死顔を見れなくて、
ずっと違う部屋で、近所の人達に紛れて葬式の準備をしていた。
母は、母は悲しそうだけど、
1年側に付き添い看病をし最期を看取った、
なにかほっとした顔をしていた。
このことを思い出すたびに、
これは私の僻みだろうと思う。
でも、どこかで割り切れずわだかまっていることも確かだ。
昨日、職場にKちゃんの妹と旦那が来た。
この日曜にKちゃんの3回忌をするから、
時間があったら覗いてみてねとのことだった。
Kちゃんはzhenchengの親友で、
2年前若くして癌で亡くなった。
立ち話をしているほんの数分の間に、
Kちゃんが亡くなった時の事、
父の最後の1年の事、お葬式の事、
一瞬でいろんな事が思い出された。
冬になると思い出す。
雪が降ると思い出す。
懐かしい愛しい人・・・